160 likes | 317 Vues
スポーツと栄養. 片山貴志. 目次. 五大栄養素 試合前後の食事 プロテイン について. 五大栄養素. 炭水化物. エネルギーの供給. 脂質. 筋の肥大と骨格の強化. タンパク質. ビタミン. 身体機能の調整. ミネラル. 水. 試合前の食事. スタミナの決め手は肝臓・筋グリコーゲンの貯蔵量!. グリコーゲンローディング法(カーボ・ローディング法). 肝臓グリコーゲンと筋グリコーゲンの貯蔵量を増加させる. やり方. 試合一週間ほど前に筋肉と肝臓のグリコーゲンを使いはたす
E N D
スポーツと栄養 片山貴志
目次 • 五大栄養素 • 試合前後の食事 • プロテインについて
五大栄養素 炭水化物 エネルギーの供給 脂質 筋の肥大と骨格の強化 タンパク質 ビタミン 身体機能の調整 ミネラル 水
試合前の食事 スタミナの決め手は肝臓・筋グリコーゲンの貯蔵量! グリコーゲンローディング法(カーボ・ローディング法) 肝臓グリコーゲンと筋グリコーゲンの貯蔵量を増加させる やり方 • 試合一週間ほど前に筋肉と肝臓のグリコーゲンを使いはたす • その後3日間炭水化物がほとんど含まれない高脂肪・高タンパク質食を食べ続ける • その後3日間高炭水化物を食べ続ける 貯蔵量1.5~2倍に!
なぜ一度グリコーゲンの貯蔵量を空にする必要があるのかなぜ一度グリコーゲンの貯蔵量を空にする必要があるのか ↪グリコーゲン合成酵素を活性化させるため 実際には前述したような方法では強度が高すぎて 体へ負担になってしまう。 3日程前から高炭水化物の食事にするだけでも効果あり 通常、スポーツ選手が1日に摂取するエネルギー タンパク質 15% 脂質 25~30% 糖質 55~60% グリコーゲン ローディングでは タンパク質 10~12% 脂質 15~20% 糖質 70%
ルール 1) 1食につき、糖質を多く含む食品を 2~3種類摂る ◎糖質を多く含む食品 ごはん、パン、うどん、パスタ、 いも、バナナ、オレンジなど。 2) 脂っこいものは控える 3) 主菜よりも主食を中心に食べる 4) 糖質がエネルギーになるために必要な ビタミンB1などのビタミンを一緒に クエン酸も一緒に取ると効果アップ!
メニュー例 昼食 夜食 朝食 ごはん(どんぶり1杯)、豚肉の生姜焼き(80g)、コールスロー、スパゲッティソテー、かぼちゃの煮もの、里芋の味噌汁、グレープフルーツ、牛乳 力うどん、焼きおにぎり(2個)、春雨中華サラダ、100%オレンジ果汁、ヨーグルト ごはん(どんぶり1杯)、目玉焼き、じゃがいもの煮もの、いんげんのおかか和え、納豆、味噌汁、バナナ、牛乳
試合当日の朝食は? • 食事をとるタイミング • グリコーゲンの原料となる炭水化物 3~4時間前 インシュリンがグリコーゲンの合成を促す (ブドウ糖=砂糖=デキストリン>でんぷん) • 消化の良いものを 肉や揚げ物は避ける • 食べなれた暖かいものを 体と脳を早めにウォームアップ 他には 紅茶やコーヒー、お茶などで自律神経を刺激する 水溶性の複合ビタミン剤でビタミンを細胞に飽和
試合の間でエネルギーをチャージしたい ポイントは グリコーゲンの原料となる 糖分を クエン酸と一緒にとること • グリコーゲン回復の促進 • グリコーゲン分解酵素の阻害 Ex.) オレンジジュース グレープフルーツジュース
試合中のエネルギーチャージ グリコーゲンの合成のためには ブドウ糖などの炭水化物をとり、 インシュリンを分泌させグリコーゲン合成を促す しかし 高炭水化物食は血中脂肪酸濃度を低下させ 脂肪のエネルギー代謝を抑えてしまう 果糖・アルギニン そこで試合中は、、、、 果糖とアルギニン、クエン酸を組み合わせたもの を摂取するとよい
試合後の食事 試合では運動強度が練習と同じでも精神的疲労が加わり疲れる 高糖質食・消化のよい内臓に負担をかけないもの グリセミック・インデックス(GI) 血糖グルコースが上昇してくる大小を示すもの GIが高いと 吸収が早く、グリコーゲンの回復に有利 GIが低いと 長時間グルコースの濃度を保つことができる
プロテイン 種類 • ホエイプロテイン(乳清タンパク質) • カゼインプロテイン • 大豆(ソイ)プロテイン • 卵(エッグ)プロテイン 必要量 摂取のタイミング • トレーニング開始1~2時間前 • トレーニング終了後30分以内 • 就寝2時間前 体重1kgに対して2gが上限
注意点 プロテインだけでは効かない ビタミンB6炭水化物など 大量に摂取すれば良いわけではない • 過剰分は脂肪として蓄積される • 尿中に排泄するときに腎臓に負担がかかる • カルシウムを尿中に多く排泄してしまう
まとめ • 試合期には筋肉のエネルギー原であるグリコーゲンを いかにして貯蔵しておくか いかに素早く回復させられるか がポイント! • プロテインは使用量を守って適切なタイミングで!
参考文献 伊藤マモル(2009)「基礎から学ぶスポーツトレーニング理論」日本文芸社 鈴木正成(1997)「スポーツの栄養・食事学」第1版 第26刷 同文書院 征矢英昭・本山貢・石井好二郎(2009)「これでなっとく使えるスポーツサイエンス」 新版 第3刷 講談社 財団法人 日本体育協会(2007)「公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト9 スポーツと栄養」 広研印刷株式会社 早稲田大学スポーツ科学部学術院編(2011)「教養としてのスポーツ科学 アクティヴ・ライフの創出をめざして」 大修館書店 http://www.sports-n.com/ntrtn/htm/063-j.htm (7月2日閲覧)