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自伝的記憶としての感動体験

自伝的記憶としての感動体験. 鳥居稔 行動計量学分野三回生. 今までの流れ. 「思い出すと、今の自分に元気を与える感動体験」の記述を集めるといくつかのグループにまとめることができた。( 1993, 速水) →「達成」、「承認」、「代理」、「情愛」、「共同」、「慰め、励まし、生き方に関しての言葉」. 達成: 何かに成功した、または苦労を乗り越えたという体験。 承認: 自分のことや仕事を認めてもらえたという体験。 代理: 成功したり困難を乗り越えようとしてがんばっている人を知った体験。 情愛: 人の優しさや愛情や思いやりを感じられた体験。

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自伝的記憶としての感動体験

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Presentation Transcript


  1. 自伝的記憶としての感動体験 鳥居稔 行動計量学分野三回生

  2. 今までの流れ • 「思い出すと、今の自分に元気を与える感動体験」の記述を集めるといくつかのグループにまとめることができた。(1993,速水) →「達成」、「承認」、「代理」、「情愛」、「共同」、「慰め、励まし、生き方に関しての言葉」

  3. 達成:何かに成功した、または苦労を乗り越えたという体験。達成:何かに成功した、または苦労を乗り越えたという体験。 • 承認:自分のことや仕事を認めてもらえたという体験。 • 代理:成功したり困難を乗り越えようとしてがんばっている人を知った体験。 • 情愛:人の優しさや愛情や思いやりを感じられた体験。 • 共同:仲間との連帯感を感じることができた体験。 • ~の言葉:慰めや励ましや生き方に関しての言葉に出会った体験。

  4. →じゃあ、個人のこれらの記憶を尺度化して数量化できるのではないか。(ミニ卒)→じゃあ、個人のこれらの記憶を尺度化して数量化できるのではないか。(ミニ卒) • 数量化することによって、他の(尺度化された)変数に何がどのくらい影響を及ぼしているか調べることができる。 • →じゃあ、数量化できたとしてこれらの記憶は個人のどのような特性に影響を及ぼしていると考えられるだろうか。(卒論)

  5. ミニ卒で書こうと考えていること • 感動に関する現象学的な文献の整理 • 最近の自伝的記憶研究の動向 • 自己効力感について • 今回の調査結果 • 卒論に向けてどう展開していくか

  6. 自伝的記憶-autobiographical memory-について • 人が生涯を振り返って再現するエピソードのこと。自伝的記憶は人生の目標や強い感情,個人的な意味を含んでおり,自己や個人のアイデンティティと密接にかかわっている。 • 一種のエピソード記憶だが、「私」にとって重要な意味をもっている。

  7. 自己効力感について • バンデューラ(Bandura,A) が広めた概念で、自分が行為の主体であると確信していること,自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念,自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信のこと。 →似た概念に、「自信」「自尊感情」「コンピテンス」

  8. 彼が言う自己効力感の起源 1.熟達の経験(成功経験) 2.社会的なモデリング -自分に似た他人が持続的な努力で成功するのを見ること(彼は代理強化を重要視した) 3.社会的な説得 -自己効力感をもった行為について,それが認められ励ましを受けること。 4.生理的な状態

  9. 今回の調査について • 思い出すことで元気づけられる「達成」…「~の言葉」についての項目。 • 自己効力感尺度 • 特性的自己効力感尺度(1995,成田ら)から因子負荷の高い6項目を使っている。 • 自由記述 • 思い出すことで元気づけられる感動体験はありますか?

  10. 解析 • サンプル数135 全項目数42 • 理想(因子分析にかける項目数*10~20)からははるかに少ないのですが探索的因子分析、検証的因子分析をしてみました。

  11. SEFA • 今回、「~の言葉」は一因子だと想定していたのですが因子分析をした結果違っていて、項目数が割れてしまうのでこの因子は削除して残りを分析することにしました。 • 初期モデルはひどかったです。

  12. SCoFA • 検証的因子分析における変数選択というのをWEB上でサクサクしようと思っていましたが,種々多々の問題があって無理でした。 • そこでLM検定ができるproc calisを使いSEMを実行してみました。

  13. 代理 承認 情愛 共同 達成 Proc calis de SEM e e e e e e e e e e e e e e e e x35 x29 x32 x25 x37 x1 x2 x9 x21 x39 x8 x3 x18 x34 x38 x17 .92 .88 .94 .82 .85 .90 .71 .84 .85 .77 .68 .90 .92 .70 .34 .51 .79 .71 .65 .68 .49 .61 .51 .69 GFI=.92 .79 .46 AGFI=.88 .51 Prob>chi**2 = .4508 AIC= -92.0 N=134 因子相関モデル RMSEA= .009

  14. 代理 承認 情愛 共同 達成 d d d d d e e e e e e e e e e e e e e e e x35 x29 x32 x25 x37 x1 x2 x9 x21 x39 x8 x3 x18 x34 x38 x17 .92 .88 .93 .82 .85 .90 .71 .84 .85 .77 .68 .90 .92 .70 .34 .51 .79 .81 .77 .87 .88 .59 自伝的記憶 としての感動 GFI=.92 AGFI=.88 Prob>chi**2 = .30 AIC= -86.0 RMSEA= .023 N=134 高次因子モデル

  15. 代理 承認 情愛 共同 達成 d d d d d d .81 .79 .86 .87 .61 自伝的記憶 としての感動 ア ヤ .37 シ イ Delete=x34,18, 25,43,44,47,48 自己効力感 GFI=.92 N=134 AGFI=.87 構造方程式モデル Prob>chi**2 = .23 .59 .67 AIC= -69 x45 x46 RMSEA= .0293 e e

  16. 狩野先生のスライドを見ていたとき、大きな疑問が!狩野先生のスライドを見ていたとき、大きな疑問が!

  17. 小標本受容モデルではGFIやAGFIは全く無視をしていいのか?小標本受容モデルではGFIやAGFIは全く無視をしていいのか? • 適合度検定は5%水準で棄却さえされなければ最終モデルとしていいのか? 今回の分析では項目を削りすぎか?

  18. 今回の調査を終えて。 • 悪評だった質問紙。 • 答えにくい。 • 同じような質問項目。 • 前ふりが長い • データをとるのが面倒くさいんです。 • けっこうがんばったと思ったのに135。。。 • 今回のことを生かして次回につなげよう。 Fin.

  19. X17=懸命に目標を目指している人のことを知った体験X17=懸命に目標を目指している人のことを知った体験 X38=困難な状況でも立派に生きている人のことを知った体験 X34=がんばって何かをなしとげた人のことを知った体験 X18=苦労の末に成功をつかんだ人のことを知った体験 X3=仲間との強い一体感を感じることができた体験 X8=みんなと一緒に物事をなしとげようとがんばった体験 X39=仲間との連帯感を強く感じることができた体験 X21=誰かの親切な心づかいを感じられた体験 X9=誰かが私に優しさや思いやりを示してくれた体験 X2=自分が大切な存在だと認められていると感じられた体験 X1=自分の能力や努力に対して素晴らしい評価を得られた体験 X37=自分のしたことで誰かから誉められたり認められたりした体験 X25=自分の成し遂げたことに対して人から注目や関心を寄せられた体験 X32=苦しみに耐え何かをなしとげようとがんばった体験 X29=あきらめずに自分が志した目標を追い求めた体験 X35=ある目的を達成しようと一途に努力した体験

  20. 前ふり:私たちは過去にいろいろな思い出を持っています。なかでも印象的な思い出は、それを思い出すことによって精神的につらいときや何かをがんばらなければならないときに私たちの活動の原動力になり、元気づけられたり勇気づけられたりすることがあり得ると思います。以下に挙げる様々な体験は、あなたが「精神的につらいときや何かをがんばらなければならない時に思い出すと、元気づけられたり勇気づけられたりする印象的な過去の体験」にどの程度当てはまりますか。あるいはどの程度当てはまらないですか。例を参照し、自分自身のことを考えてみてそれぞれの項目について「ぜんぜんあてはまらない」から「かなりあてはまる」までに対応する数字に○をつけてください。前ふり:私たちは過去にいろいろな思い出を持っています。なかでも印象的な思い出は、それを思い出すことによって精神的につらいときや何かをがんばらなければならないときに私たちの活動の原動力になり、元気づけられたり勇気づけられたりすることがあり得ると思います。以下に挙げる様々な体験は、あなたが「精神的につらいときや何かをがんばらなければならない時に思い出すと、元気づけられたり勇気づけられたりする印象的な過去の体験」にどの程度当てはまりますか。あるいはどの程度当てはまらないですか。例を参照し、自分自身のことを考えてみてそれぞれの項目について「ぜんぜんあてはまらない」から「かなりあてはまる」までに対応する数字に○をつけてください。 自己効力感尺度(全23項目のうちの6項目) X43=新しい友達を作るのが苦手だ X44=重要な目標を決めても、めったに成功しない X45=何かを終える前にあきらめてしまう X46=困難に出会うのを避ける X47=自分が立てた計画は、うまくできる自信がある X48=難しそうなことは、新たに学ぼうとは思わない

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