制服を着る学生・着ない学生

1. 制服を着る学生・着ない学生 学びと人生

2. 講義の背景 • Brian J. McVeigh • 16年間日本滞在 • 人類学者 • 学生服は日本人の画一（性）の表象 • 出る釘は打たれる • EHK　異端児・変人で知られている英国は日本よりも学生服が一般的である

3. 米国の学生服 • ９０年後期まで • 東海岸（New England)のエリート私立中高一貫校 • 軍隊式高等学校 • 教区学校　“parochial school” • ローマ・カトリック教会運営 • 東部・中西部 • 大都会

4. 米国の学生服 • 90年代後期から • 急激に普及 • 効率の20％程度 • 学生服 • 学生服に近い厳しい衣類制限

5. 米国の学生服（例）

6. 普及の背景 • クリントン大統領の演説 • 義務教育の期間 • 大都会の学校 • 治安 • 学力 • 学生服 • よりよく学べる環境 • より安全な環境

7. 普及の背景 • 生徒の間に衣類・靴（特にトレーニング・シューズ・スニーカー）・ブランド商品の競争 • 盗難（学生同士） • 犯罪（ブランド商品を買うために） • 低所得親の負担 • ヒスパニック（中南米系） • 黒人

8. 普及の背景 • 反ギャング対策 • 衣類・バッジなどでギャング所属をしめす • ドレスコード、服装規制、服装規定は効果がないか実施が難しい • 属性の記号が頻繁にかわる • 学校内縄張り争いが多い

9. 普及の背景 • 規律・自制の精神を作る • 学校への属性感を作る • 貧富の格差を隠す • 勉強に集中出来る環境を作る • 周りの衣類などを意識せずに • 反不審者進入対策 • 麻薬販売 • 盗難

10. 課題 • 保護者の同意 • 自分の子供の時になかった • 費用 • 日常衣類＋学生服　＝　負担増 • 宗教（信仰）の自由 • 米国よりも英国・ヨーロッパ諸国の問題 • 表現の自由 • T シャツ

11. 課題 • 強制か自由 • 着ない生徒・着させない保護者の処理

12. 英国 • 学生服の伝統が長い • 19世紀から • 私立・公立を問わずに一般的 • 米国より論争・課題が少ない • 課題 • 費用 • 宗教（イスラム教） • フランス・ドイツ・などにも問題・論争

13. 英国の学生服 • 各学校が決める • よく見る形態

14. 移民案内 • All British schools require students to wear uniforms. The uniforms can be purchased through the school, the local post office, or through a UK web site.

15. ハイテック学生服 • Well thanks to a new range of school uniforms with MP3 capabilities, students will be clamouring to get their uniform on in the morning so they can sit down to an all-rounded breakfast of corn flakes, orange juice and Kid Rock. • The new uniforms will be available from Marks and Spencer shops throughout the UK, and will include coats and blazers with five function keypad controllers sewn into the inside of lapels. This means that the owner won’t need to risk exposing their iPod to the teacher just to skip a track.

16. 英国は移民の国

17. 宗教と学生服 • A recent legal case took the issue of school uniform into different territory, with student Shabina Begum fighting a school in Luton for the right to wear a jilbab, a traditional Muslim gown. • Although the House of Lords eventually ruled in favour of the school, there is little doubt the issue of how to accommodate religious beliefs with school uniform policy will flare up again.

18. 社会問題と学生服 • Kevlar is a synthetic fibre that can be spun into fabric five times stronger than steel and is used in armoured vests worn by British troops in Iraq. • Essex-based firm BladeRunner produces clothing lined with the material for police and security guards.

19. オーストラリア

20. オーストラリア

21. ドイツ • 学ランは19世紀プロシア（ドイツ）の軍服を真似した • ドイツ・イタリアは学生服の伝統・習慣がない • 抵抗が激しい • ファシスト党時代 • NAZI（国家社会党）時代

22. ヒトラーユーゲント

23. ヒトラーユーゲント

24. フェティッシュとしての学生服 • ブリトニー・スピアーズ • アメリカ合衆国のポップ歌手 • 日本での愛称はブリ、ブリちゃんなど • Catholic School Uniform • カトリック教会学服

25. カトリック教会学服

26. キル・ビルKill Bill • アメリカ映画。クエンティン・タランティーノ監督 • 栗山 千明

27. 征服と原発 • 海外マスコミ • 如何して政府の代表者が自動車整備員か工場の職長の作業服を着ているか • 写真 • 枝野 幸男 • 内閣官房長官

28. 重点 • 比較研究の方法 • 日本と米国が違うので米国が普遍的であるわけではない • 日本を研究する前に学者は幅広く知識を身につけるほうがいい • 学生服を見る限り、「欧米文化」・「西洋文化」は存在していない • 各国の伝統と歴史が違う

29. 重点 • 学生服をとして社会全体・学びの環境を見ることが出来る • 日本よりも英国・米国 • 特に米国の大都会学校の問題 • 英国・ヨーロッパの移民問題

30. スライド終了 資料・スライド www2.gol.com/users/ehk/taishod/manabi ehk.servebeer.com/taishod/manabi オフィスアワー 水曜日2時限 他時間帯可能 メールアドレス ehk@gol.com ehkuso@gmail.com