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「新たなアフリカ農業・  農村開発支援と課題」

NTCインタナショナル株式会社 代表取締役社長 岩本 彰. 「新たなアフリカ農業・  農村開発支援と課題」. 第148回定例研究会にて、我々のフィールドである アフリカの農業・農村開発 について講演する機会を与えて戴き、誠に有難く山崎農業研究所の関係者の皆様に感謝申し上げる次第です。 ご参集の先生方を始め、ご列席の諸先輩、各方面でご活躍されている会員の皆様を前に、甚だ僭越ではございますが、講演を始めさせて戴きます。.  はじめに. 農業・農村開発協力の変遷 日本がアフリカの協力を する理由? 紛争影響国の復興支援における地方 行政強化・コミュニティ開発とは?

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  1. NTCインタナショナル株式会社 代表取締役社長 岩本 彰 「新たなアフリカ農業・  農村開発支援と課題」

  2. 第148回定例研究会にて、我々のフィールドであるアフリカの農業・農村開発について講演する機会を与えて戴き、誠に有難く山崎農業研究所の関係者の皆様に感謝申し上げる次第です。第148回定例研究会にて、我々のフィールドであるアフリカの農業・農村開発について講演する機会を与えて戴き、誠に有難く山崎農業研究所の関係者の皆様に感謝申し上げる次第です。 • ご参集の先生方を始め、ご列席の諸先輩、各方面でご活躍されている会員の皆様を前に、甚だ僭越ではございますが、講演を始めさせて戴きます。  はじめに

  3. 農業・農村開発協力の変遷 日本がアフリカの協力をする理由? 紛争影響国の復興支援における地方 行政強化・コミュニティ開発とは?   事例紹介: ブルンジ共和国ギテガ県コミュニティ開発 講演の概要

  4. ODA(政府開発援助)  クライアントは 外務省、経済産業省、農林水産省等 独立行政法人国際協力機構(JICA) 国際協力銀行(JBIC、2010年に統合) 実践者:コンサルタント・エンジニア 国際協力における農業・農村開発の変遷

  5. 25年程前:農業生産の向上に特化 • 主たる技術分野:灌漑排水 • 対象地域:アジア諸国と中南米地域(移住対策) • ダム等水源施設を築造し新規水源を確保 • 水路を整備し雨季の補給灌漑と乾季作の創設 • その結果 • 水没地の住民移転等社会環境的問題発生 • 不適切な灌漑による土壌劣化等環境問題発生 • 供与後の維持管理不足による施設機能喪失 農業・農村開発プロジェクトの変遷

  6. 15年程前:ハードからソフトへ • 主たる技術分野:持続可能な開発 • 対象地域:アジア、中南米、中近東、アフリカ • マグロとクジラ • アフリカにける農業研究と必要なデータの蓄積 • パーマカルチャー的自然農法+複合経営の進展 • その結果 • 水資源が逼迫、アラル海等湖沼の消失 • 自然生態系の破壊 • 住民参加開発手法の導入 農業・農村開発プロジェクトの変遷

  7. 7年程前:紛争後国の平和構築への貢献 • 主たる技術分野:コミュニティ開発 • 対象地域:中近東、アフガニスタン、 アフリカ • アフリカにける稲作の拡大 • その結果 • 中南米、東アジア地域のプロジェクトの減少 • 農業分野以外の専門技術も要求 • 農村道路改修を優先的に実施 農業・農村開発プロジェクトの変遷

  8. プロジェクト対象国: エジプト、パキスタン、タイ、ベトナム、ジンバブエ、フィジー、ザンビア、 バングラデッシュ、シリア、ミャンマー、ホンジュラス、キューバ、フィリピン、 アンゴラ、ベナン、ギニア、ウガンダ、 コンゴ民、ラオス、ブルンジ 国際協力の経験

  9. 1962年の独立から2006年まで続いた民族間抗争により、社会・経済指標は軒並み低下⇒ツチ族とフツ族の紛争1962年の独立から2006年まで続いた民族間抗争により、社会・経済指標は軒並み低下⇒ツチ族とフツ族の紛争 • 労働人口の約90%、GDPの約50%以上を農業が占めるが、内戦による農地荒廃、和平進展を受けた難民の大量帰還等により、食料・土地不足が深刻な問題 • 資源の乏しい国土に高密度の人口を抱えているうえ、  長期間続いた内戦の影響により経済基盤が弱体化 • 内戦後の国家復興のために、交通インフラを中心とする経済基盤整備等を通じ、基礎生活環境改善の支援                                                                                                                                                                                                                                    国外からの帰還民や国内避難民の多い地域では地域開発計画策定支援を実施し、平和の定着と経済活動の両立を図っている ブルンジ共和国の情勢と日本の協力

  10. ブルンジのギテガ県は、長年の民族紛争の影響で、帰還民などの社会的弱者が多数居住し、住民は主に農業で生計を立てているが、土地の荒廃や干ばつなどの影響で生活は厳しいブルンジのギテガ県は、長年の民族紛争の影響で、帰還民などの社会的弱者が多数居住し、住民は主に農業で生計を立てているが、土地の荒廃や干ばつなどの影響で生活は厳しい • 同県では、コミューン(県の下の行政府)単位の開発計画は立てられているものの、予算不足や行政官の能力不足などにより適切に実施されていない • コミューン開発計画の実施促進を目指し、農業分野を中心としたパイロット事業を通じ、行政機関と   コミュニティの能力強化を支援、これにより対象地域の人々の生活向上に寄与 「ギテガ県における紛争影響地域の生活向上を目的としたコミュニティ開発プロジェクト」

  11. 個々の住民による粗放的農業 → コミュニティ機能の崩壊 湿地以外 の農地 丘陵地 村落 湿地 道路 コミュニティ開発 共同作業の実施 、互助システムの構築→ コミュニティの再生 農民組織 生計向上組織 農外産業組織 湿地管理委員会 畜産振興 食品加工 市場整備 手工芸 野菜・果樹 維持 管理 灌漑整備 湿地以外 の農地 丘陵地 村落 湿地 道路 湿地における農業生産向上事業 湿地以外の農業生産向上事業 農業以外の生計向上事業

  12. 緊急復興事業:県道改修と維持管理体制 • 湿地(谷地)開発事業:水田灌漑施設整備と 維持管理組織の創設 • 丘陵地土壌保全対策、優良種子配布事業 • 農外所得向上事業:生産物付加価値付与 • 社会的弱者生計向上事業:土地なし農民、 少数民族、障害者、国内・国外避難民 パイロット・プロジェクト

  13. 人道的見地:貧困、紛争、難民、感染症等 • 国際社会の一員、世界の安定と繁栄のため • 54カ国、世界の国の3割⇒国連、国際機関 • 資源確保:レアメタル、石油10%の埋蔵量 • 潜在的市場:人口10億人、2050年⇒20億人 「国民の豊かな生活と経済成長に寄与」 「国益の為」 日本がアフリカに協力する理由

  14. ガリオア・エロア資金=18億ドル • (1946年~6年間) •  現在の価値で約12兆円の援助       (無償部分8.5兆円を含む) • 世界銀行からの借款=8.6億ドル (1953年~1990年) 現在の価値で約6兆円の援助 日本も受けていた国際協力

  15. 経済インフラの整備(31事業)に活用 • 東海道新幹線 • 東名高速道路 • 黒部川第4ダム 愛知用水⇒専門技術者育成 世界銀行の融資の使い道

  16. 工学は応用科学であり、人の為に なる仕事を行わなくてはならない                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   専門技術者として国際人となれ インターナショナルからグローバルへ  山崎不二夫先生からの教え工学は「applied Science 」

  17. Give & Take:今の仕事に携わり、専門技術者になれたのは、先輩・恩師・同輩諸氏のお蔭 ↓ • 「恩返し」の具体的方策 先輩・恩師・山崎農研会への想い

  18. 恩師への感謝 • 人・情報のネットワーク:NTCグループの強み • 「縁と運」の大切さ:「出会いと機会」 • 恩返し:”give and take” 技術者人生を振り返り、今思うこと

  19. 瞬く間に時間が過ぎてしまいました。拙い内容にも係らず、最後までご清聴戴きましたこと、心から感謝申し上げます。瞬く間に時間が過ぎてしまいました。拙い内容にも係らず、最後までご清聴戴きましたこと、心から感謝申し上げます。 • また、この様な機会とご縁を与えて下さった小泉先生および事務局の皆様に お礼を申しげるとともに、山崎農業研究所のさらなる発展を祈念し、講演を結ばせて戴きます。有難うございました。 結びに代えて

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