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補足:分子量の求め方

補足:分子量の求め方. 二次元電気泳動の基本. SDS - PAGE の泳動像から分子量を推定するには?. タンパク質のバンドの移動距離を、分子量が既知のタンパク質の ものと比較することで、目的のタンパク質の分子量を算出できる. 同じゲルの中で既知のタンパク質(分子量マーカー)を泳動する. 分子量マーカーのバンドの移動距離を測り、分子量と対応する 移動距離を片対グラフにプロットする. これを検量線として目的のバンドの移動距離から分子量を求める. SDS-PAGE の分子量マーカーに使用される代表的なタンパク質. サンプル. 分子量マーカー.

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Presentation Transcript


  1. 補足:分子量の求め方 二次元電気泳動の基本

  2. SDS-PAGEの泳動像から分子量を推定するには?SDS-PAGEの泳動像から分子量を推定するには? タンパク質のバンドの移動距離を、分子量が既知のタンパク質の ものと比較することで、目的のタンパク質の分子量を算出できる 同じゲルの中で既知のタンパク質(分子量マーカー)を泳動する 分子量マーカーのバンドの移動距離を測り、分子量と対応する 移動距離を片対グラフにプロットする これを検量線として目的のバンドの移動距離から分子量を求める

  3. SDS-PAGEの分子量マーカーに使用される代表的なタンパク質SDS-PAGEの分子量マーカーに使用される代表的なタンパク質

  4. サンプル 分子量マーカー 分子量算出の手順~バンドが綺麗に揃ったゲルの場合~ 1)分子量マーカーの各バンドの位置を明確にし、分離ゲルの上端からの 移動距離を正確にはかる 3.6 6.7 12 .7 23.6 33.5 44.6mm

  5. 2)片対グラフの横軸(普通目盛)に移動距離、縦軸(対数目盛)に分子量  をとり、分子量マーカーの各バンドの値をプロットする2)片対グラフの横軸(普通目盛)に移動距離、縦軸(対数目盛)に分子量  をとり、分子量マーカーの各バンドの値をプロットする 3)移動度-分子量標準曲線を求める

  6. サンプル 分子量マーカー 28.5mm 4)目的のバンドの位置を明確にし、移動距離を正確にはかる 5)その数値を3)で求めた標準曲線の式(y=267249x-0.7341)に代入し   分子量を算出する 267249×28.5 -0.7341=22851.49 求めるタンパクの分子量

  7. サンプル 分子量マーカー 分子量算出の手順~スマイリングしたゲルや別のゲルで比較する場合~ 1)分子量マーカーの各バンドの位置を明確にし、分離ゲルの上端からの 移動距離を正確にはかる 2)レーンの同じ場所で泳動のフロントラインの移動距離を正確にはかる BPB

  8. サンプル 分子量マーカー 0.25 0.67 1.0 3)フロントラインの移動距離を1として、それぞれの分子量マーカーのバン  ドの移動距離の相対値(=相対移動度:Rf値)を計算する

  9. 4)片対グラフの横軸(普通目盛)にRf値、縦軸(対数目盛)に分子量を4)片対グラフの横軸(普通目盛)にRf値、縦軸(対数目盛)に分子量を とり 、分子量マーカーの各バンドの値をプロットする 5)Rf値-分子量標準曲線を求める

  10. 7)目的のバンドの位置を明確にし、移動距離を正確にはかる7)目的のバンドの位置を明確にし、移動距離を正確にはかる 8)そのサンプルが流れているレーンの同じ場所で、泳動のフロントライン    の移動距離をはかる 9)フロントラインの移動距離を1として、目的のタンパク質のRf値を計算し   5)で求めた標準曲線の式(y=15154x-0. 7425)に代入すると、分子量が   算出できる サンプル 分子量マーカー 0.57 1.0 15154×0.57 -0.7425=22771.73 求めるタンパクの分子量

  11. 二次元電気泳動での分子量マーカーの使い方 分子量マーカー のバンド

  12. S-S結合の切断により約50kDaのバンドと約22kDaのバンドがそれぞれ現れるS-S結合の切断により約50kDaのバンドと約22kDaのバンドがそれぞれ現れる SDS-PAGEで分子量を測定する上での注意点 ・塩基性に富んだタンパク質はSDSの結合量が少なくなるため、移動度が 小さくなる=見かけの分子量が大きくなる ・タンパク分子内に疎水性に富んだ部分が多い場合は、SDSの結合量も  多くなり、移動度が大きくなる=見かけの分子量が小さくなる ・糖タンパク質や酸性タンパク質はSDSの結合量が少なく、移動度も小さい  =見かけの分子量が大きくなる ・多量体やサブユニット構造をとっているタンパク質分子では、SDS-PAGEで わかるのはその単一ポリペプチドの分子量だけで、その分子が生体内で 機能している状態の分子量はわからない 例)  免疫グロブリン=重鎖2本と軽鎖2本がS-S結合した構造をもつ

  13. L鎖とH鎖、H鎖とH鎖同士はS-S結合で結ばれているL鎖とH鎖、H鎖とH鎖同士はS-S結合で結ばれている 免疫グロブリンの構造 2本のL鎖と2本のH鎖で 構成されている 黄色い部分=Light chain              (L鎖) 緑色の部分=Heavy chain              (H鎖)

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