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インターロックフィードバックモデルを用いた     概日リズムの動態解析

E - 7. インターロックフィードバックモデルを用いた     概日リズムの動態解析. システム制御研究室    市崎 育宏. 1. はじめに. 概日リズム (約 24 時間のリズム). 多くの生物の生活リズムは 約 24 時間. 時計遺伝子 や 時計タンパク質 からなる 分子機構から生み出される. . インターロックフィードバックモデル ( Interlocked Feedback Model ). 2. 社会的背景. 近年 , 遺伝子 や タンパク質 の解析が 大きく進展. 分子機構 へ の理解が進む.

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インターロックフィードバックモデルを用いた     概日リズムの動態解析

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Presentation Transcript


  1. E - 7 インターロックフィードバックモデルを用いた     概日リズムの動態解析 システム制御研究室    市崎 育宏

  2. 1. はじめに 概日リズム (約24時間のリズム) 多くの生物の生活リズムは 約 24 時間 時計遺伝子や時計タンパク質からなる 分子機構から生み出される  インターロックフィードバックモデル (Interlocked Feedback Model)

  3. 2. 社会的背景 近年, 遺伝子や タンパク質の解析が 大きく進展 分子機構への理解が進む 睡眠障害などの診断, 治療 • 動植物の生産性向上 3. 研究の目的 • 文献 [2]で定式化されたインターロックフィードバック • モデルを SIMULINKを用いて検証 • 明暗サイクルによる同調 を考慮した SIMULINKモデル の作成 , および検証

  4. 4. インターロックフィードバックモデル (Interlocked Feedback Models) TIM per-tim loop 核 PER – TIM 複合体 分解 PER DBT dClk loop dCLK – CYC 複合体 CYC dCLK Fig. 1 インターロックフィードバックモデル

  5. 濃度の時間特性 モデルの定式化 ( 核内 PER-TIM 複合体の濃度速度式 , 文献 [2] ) 6 Per, Tim • 濃度が24時間周期で振動する. PER, TIM PT 4 • ピークとなる時間が文献 [3] と 一致する. 濃度 [nM] 2 0 文献 [2] のモデルは 適切である 0 48 24 時間 [h] Fig. 2 時間特性 (Per, Tim)

  6. 5. 明暗サイクルによる同調 概日リズムがずれた場合に 同調が行われるように 文献 [2] のモデルを改良 文献 [2] のモデルでは 概日リズムがずれた場合 修正できない ( 同調できない ) 同調の流れ • 概日リズムが , 明暗サイクルより進んで(遅れて)いる • 細胞質 (細胞核内) PER-TIM 複合体が崩壊 • 概日リズムが後退 (前進)する

  7. 6. 同調を考慮した数式モデル 同調を考慮して 文献 [2] の数式モデルを 変形する 光による PER-TIM 複合体の崩壊 を示す項を新たに加える 光による入力 概日リズムのずれ(遅れ)

  8. シミュレーション結果 2 • 概日リズムを 3時間遅らせて • シミュレーションする 1 0 濃度の誤差 [nM] -1 • ずれがない場合との • 濃度誤差を検出 -2 per 遺伝子 mRNA 濃度について 誤差を検出 -3 3 24 48 96 72 時間 [h] Fig. 3 濃度誤差 (3時間遅れ) • 濃度誤差は 0 に収束 ずれが特定の範囲内でしか 同調できない • 明暗サイクルに同調している

  9. 7. おわりに • 文献 [2] で定式化されたインターロックフィード • バックモデルを SIMULINK を用いて検証 • 明暗サイクルによる同調 を考慮したモデルの 作成 , および検証 今後の課題 • 任意のずれに対して , 同調が行われるように モデルを改良する.

  10. 付録

  11. Circadian Ryhthm ( 概日リズム ) circa(約) + dies(1日) = 約 1日 (概日リズム) 範囲は 24±4 時間 (By Halberg)

  12. Circadian Time (概日時間) 概日リズムの 周期 (約 24時間) 24 時間に修正 概日時間 (例) 1 時間は 23 / 24 時間に相当 周期が 23時間 概日時間に 修正

  13. mRNA (メッセンジャー RNA) DNA は核の外に 持ち出せない DNA のコピー(RNA) が持ち出される リボソーム 細胞 mRNA 核 DNA タンパク質

  14. 数式モデル period (per)遺伝子mRNAの濃度を示す 微分方程式 自然分解 による影響 分解酵素による分解 恒常的に転写

  15. SIMULINK モデル

  16. 濃度の時間特性 Clk CC(核内) • 濃度が24時間周期で振動する. 6 • ピークとなる時間が文献 [3] と 一致する. CLK 4 濃度 [nM] 2 0 文献 [2] のモデルは 適切である 48 0 24 時間 [h] Fig. 4 時間特性 (Clk)

  17. シミュレーション結果 • 概日リズムを 3時間進ませて • シミュレーションする 3 2 1 • ずれがない場合との • per 遺伝子 mRNA 濃度 • を比較する 濃度の誤差 [nM] 0 -1 -2 0 48 72 96 24 • 濃度誤差は 0 に収束 時間 [h] Fig. 5 濃度誤差 (3時間進み) • 明暗サイクルに同調している

  18. 光パルスによる位相の変化 3 •  概日リズムがずれる 2 1 •  生物が夜だと認識している •   時間帯に光が当たる 0 位相変化 [h] - 1 - 2 •  概日リズムの位相が変化し •   ずれが修正される - 3 - 4 14 20 12 22 24 16 18 時間 [h] sinカーブに似ているの ではないか? Fig. 6 光パルスによる位相変化

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