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Q&A 金融の基本 50 Q31 ~ Q33. 10ba211s 加島奈菜子. Q31. 「 サブプライム問題」 とは???. プライムローン. …… 収入や財産などの信用力 審査をパスした人向け. …… 信用力が「プライムローン」の基準を満たさない人向け. サブプライムローン. 住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由. その① 信用の低い人でもローンを借りられる ↓ 信用の低い人も住宅を買えるように ↓ 住宅ブーム ( その後住宅バブルへ発展 ) ↓ ローンの担保 ( 住宅 ) 価格が上昇
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Q&A金融の基本50Q31~Q33 10ba211s 加島奈菜子
プライムローン ……収入や財産などの信用力 審査をパスした人向け ……信用力が「プライムローン」の基準を満たさない人向け サブプライムローン
住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由 その① 信用の低い人でもローンを借りられる ↓ 信用の低い人も住宅を買えるように ↓ 住宅ブーム(その後住宅バブルへ発展) ↓ ローンの担保(住宅)価格が上昇 ↓ サブプライムローンの貸し出しが増える
住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由 テロ後の不況打開のためFRBが政策金利を1%に下げる (新興国が輸出増加による巨額の貿易黒字を出す→稼いだドルを米国債などに投資→ドルが米国に流入→低金利持続) ↓ 信用力の高い人に貸すだけでは金融機関は儲からない ↓ 信用力の低い人にも貸すようになる
住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由住宅バブルと連動してサブプライムローンが発達した二つの理由 信用の低い人も住宅を買えるように ↓ 住宅ブーム(その後住宅バブルへ発展) ↓ ローンの担保(住宅)価格が上昇 ↓ サブプライムローンの貸し出しが増える
住宅ローン焦げ付き 借金が膨らんだ状態でバブルが終わり、担保の価値が下がりお金を返せなくなる人が増える 「自宅を売ればいくらでも借金が返せる」 「自宅を売っても借金が返せない」
証券化の仕組み 一次の段階で、「AAA」以外は、再度証券化を行って、格付けを上げた状態で売る方が高く売れるため、二次証券化が行われる。
証券化の仕組み 金融機関はサブプライムローンのリスクから解放され、ローンの焦げ付きを気にせずどんどん貸せるようになった。 投資銀行などは、住宅ローン担保証券をベースとして、そこに様々な債権を合成した新たな証券化商品をつくる それを機関投資家やヘッジファンドなど世界中の投資家に販売する。
CDS(クレジットデフォルトスワップ) • 証券化された証券から予定通りのお金が返ってこない場合、それを保証する代わりに保証料を払う仕組み。
CDS(クレジットデフォルトスワップ) • 保険会社AIGは、大量の保証契約を引き受けており、その額は数十兆円にのぼると言われている(正確な額は公表されていない) • 証券化によって分散されたはずリスクが保険契約によって集約されたため、ローンの一斉焦げ付きによってAIGは2008年9月に実質破綻した(その後、公的資金で救済)
証券化の弱点 ①サブプライムローンから作られた証券に投資する人たちは借り手の情報を持たない ②格付けはローンやそこから作られた証券の経歴から焦げ付く確率を判断し、それに基づいて行われる。 • 格付けに頼る サブプライムローンはデータが乏しかった。
「大きすぎてつぶせない」という原則が通じなくなった「大きすぎてつぶせない」という原則が通じなくなった リーマン以前に経営危機に陥った大手金融機関 (ベア・スターンズ、フレディマック、ファニーメイ、AIG) これらの期間は政府の関与により直接的な破綻を免れていた (様々な金融取引を手掛けているため、破綻による影響が大きい。……「大きすぎてつぶせない」の原則) 2008年9月15日、リーマンブラザーズが破綻この原則は通じなくなった
なぜリーマンブラザーズは救済されなかったのかなぜリーマンブラザーズは救済されなかったのか 「リーマンブラザーズは、3月に事実上破綻した証券大手ベアー・スターンズより巨額の公的資金が必要で、数十億ドルの損失が予想された」 「AIGの突然の破たんは国際金融市場の安定に深刻な脅威を与えると判断したため救済した」 FRBのバーナンキ議長
リーマン破綻による問題 スワップ取引(CDS、通貨スワップなど)においては、一方が破綻してしまうと、片方の約束だけが果たされないことになる。 交換相手が破綻することから発生する問題のことを、「カウンターパーティリスク」という。
通貨スワップとは?? B社は円が欲しい A社はドルが欲しい ドルを借りる 金利5% 円を借りる 金利4% ドルを借りる 金利2% 円を借りる 金利3% A社 金利3%で 円を調達 B社 金利2%で ドルを調達 交換
リーマン破綻による問題 大手金融機関の急な破綻への不安から金融機関が疑心暗鬼に陥り「貸し渋り」が発生。 →金融機関市場の金利が跳ね上がり、更には「金詰まり」状態に。 →お金の調達が滞り、投資した株を担保にお金を借りている投資家は、株の値段が下がると返済を迫られる。 →やむを得ず株を売ると更に株の値段が下がるという悪循環に陥る
論点 日本におけるCDS清算機関設立について