1 / 42

画像計測 講義

画像計測 講義. (第3巻). 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保. 単元5(1/23). 第5単元  画像の圧縮. 講義で話したいこと. 圧縮の必要性. 圧縮法. ラスタ走査順符号化 ブロック分割符号化 画像中の物体に注目する符号化 統計的符号化. 単元5(2/23). 画像の情報量. 1画面の情報量. 圧縮できないものか. サイズ : 縦256×横256 輝度  : 8ビット 色  : カラー( RGB).  256×256×3色×8ビット [ビット]  =157万2864 [ビット] ≒0.197 MB.

Télécharger la présentation

画像計測 講義

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 画像計測 講義 (第3巻) 3年次後期2単位選択 担当: 玉野 和保

  2. 単元5(1/23) 第5単元 画像の圧縮 講義で話したいこと 圧縮の必要性 圧縮法 ラスタ走査順符号化 ブロック分割符号化 画像中の物体に注目する符号化 統計的符号化

  3. 単元5(2/23) 画像の情報量 1画面の情報量 圧縮できないものか サイズ : 縦256×横256 輝度  : 8ビット 色  : カラー(RGB)  256×256×3色×8ビット [ビット]  =157万2864 [ビット] ≒0.197MB ほとんどが同じ色、明るさの連続=冗長度が大きすぎる

  4. 単元5(2/23) 画像の情報量 1画面の情報量 サイズ : 縦256×横256 輝度  : 8ビット 色  : カラー(RGB)  256×256×3色×8ビット [ビット]  =157万2864 [ビット] ≒0.197MB DCT符号化で1/20 = 10KB

  5. 単元5(3/23) 画像圧縮のニーズ 画像データベース 静止画像の保存・検索 動画像の保存・検索 画像コンテンツ複製配布 ケイタイで注目 画像データ通信 静止・動画像の伝送・表示

  6. 単元5(4/23) 講義で話したいこと 圧縮の必要性 圧縮法 ラスタ走査順符号化 ブロック分割符号化 画像中の物体に注目する符号化 統計的符号化

  7. 単元5(5/23) 画像圧縮法の分類(1) ランレングス符号化法 ハフマン符号化法 予測符号化法 • ラスタ走査順符号化 • ブロック分割符号化 • 画像中の物体に注目する符号化 • 統計的符号化 FFT,離散コサイン変換(DCT) JPEG、MPEG符号化法 ベクトル量子化法 フラクタル符号化法 MPEG符号化法 エントロピ符号化法 隠れマルコフモデル符号化法

  8. 線形予測符号化法 多項式近似法 フラクタル法 ハフマン符号化法 算術符号化法 レンペル=ジブ(LZ)法 デルタ変換法 PCM法DPCM法 ベクトル量子化法 サブバンド法 ウェーブレット変換法 フーリエ変換法 DCT法、KL変換法 単元5(6/23) 画像圧縮法の分類(2) • モデル方式                    統計的手法            損失なし                    一般的手法 • 波形方式        空間領域            損失有り           フィルタ方式                    周波数領域                             変換方式

  9. 単元5(7/23) 損失なし圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が変化しない 可逆圧縮ともよばれる 記号とコードの対応を確率的モデルで決定 確率モデルの適切さで、圧縮率が変化 ランレングス符号化法 ハフマン符号化法 予測符号化法(DPCM)

  10. 単元5(8/23) ランレングス符号化法(Wyle符号化法) 2値画像データ ランレングス 4 1 3 2 8 2進数表現 100 1 11 10 1000 Wyle符号 元のランレングス:  4   1   3   2   8 n-1    :  3   0   2   1   7     2値化   : 11   00  10  01  111   Wyle符号  : 011  000  010 001 10111 最終符号列 :  011 000 01000110111 およそ元データを15%程度まで圧縮できる

  11. 単元5(9/23) 損失なし圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が変化しない 可逆圧縮ともよばれる 記号とコードの対応を確率的モデルで決定 確率モデルの適切さで、圧縮率が変化 ランレングス符号化法 ハフマン符号化法 予測符号化法(DPCM)

  12. シンボル  出現率               符号   0 :  20/32            32/32 1   3 :   7/32       12/32 01   1 :   3/32 5/32 001   2 :   2/32 000 単元5(10/23) ハフマン符号化法 • 出現率の高い順に並べる • 最も小さい出現率の2つの記号、右例では、“2”、“1”に最下位ビットを割り付ける • 2つの記号を1つにまとめる。 •    2/32+3/32=5/32 • (4) つぎに出現率の低いシンボルに次のビットを割り付け、出現率をまとめる。 •    5/32+7/32=12/32 2bitの数値の入力データ(たとえばランレングス)        0、1、0、2、0、3、3、0、0、2、・・・・・ いま全データ数が32個で、上の数字の出現頻度        0 :  20/32        1 :  3/32        2 :  2/32        3 :  7/32   最下位かr確率を加え、上位より低ければ順に符号を与える。 加算値が逆転すると準位を入れ替え、下位に新たな符号を付与する 対応させ2進数で表現 およそ元データを70%程度まで圧縮

  13. 単元5(11/23) 損失なし圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が変化しない 可逆圧縮ともよばれる 記号とコードの対応を確率的モデルで決定 確率モデルの適切さで、圧縮率が変化 ランレングス符号化法 ハフマン符号化法 予測符号化法(DPCM)

  14.       予測に用いる画素               予測に用いる画素          A  B  C D  E  X          符号化する画素 単元5(12/23) 予測符号化法(DPCM) • 予測した画素値と真の画素値の差分を送信 • (右図で説明) • A、B、C、Dなどの画素で、Xの位置の画素をつぎのいずれかで予測 • X=E • X=(B+E)/2 • X=B-A+E • X=(C+E)/2 • X=2E-D 画面走査上での画素

  15. 単元5(13/23) 損失あり圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が減少する 非可逆圧縮ともよばれる 標本に基づく方法とブロックに基づく方法がある DCT符号化法 JPEG符号化法 MPEG符号化法

  16. 単元5(14/23) DCT符号化による圧縮法 DCT変換 DCT逆変換 (IDCT変換) u=0でC(u)=1/√2  u≠0でC(u)=1 2次元画像(N、M画素ブロックに分割)では COSは画像データの分布によく適しているので採用された

  17. 単元5(15/23) DCT符号化による変換事例 周波数が最も低い成分(直流)を表す 周波数が最も低い基底関数を掛けて平均化した、画像の直流成分を表す 周波数が最も高い成分を表す f(x,y)を1とした、cosだけの関数:  基底関数 周波数が最も高い基底関数を掛けて平均化した値を表す

  18. 単元5(16/23) DCT符号化による圧縮 画像をDCT変換 ランレングス符号化 ハフマン符号化 高 倍 率 圧 縮

  19. 単元5(17/23) 損失あり圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が減少する 非可逆圧縮ともよばれる 標本に基づく方法とブロックに基づく方法がある DCT符号化法 JPEG符号化法 MPEG符号化法

  20. 非可逆符号化     ベースラインシステム非可逆符号化     ベースラインシステム  (DCT)           シーケンシャル・ビルドアップ方式                     ハフマン符号               拡張システム                 プログレッシブ・ビルドアップ方式                     ハフマン/算術符号 可逆符号化  可逆システム  (DPCM)         シーケンシャル・ビルドアップ方式                     ハフマン/算術符号 単元5(18/23) JPEG符号化法 JPEG: Joint Photograph Experts Group ユーザの要望で選択可 ユーザの要望で選択可

  21. 単元5(19/23) GIF符号化法 GIF: Graphic Interchange Format 米Unisysの特許「Lempel Ziv Welch(LZW)圧縮・伸張アルゴリズムを利用GIFは可逆性、JPEGは不可逆性 色は256色のインデックスカラーと256階調の画像を対象。        256色以内のロゴやイラストに適。 圧縮・伸張アルゴリズム 辞書方式圧縮法 3名の考案者の名前 ランレングス例:  「0111010111010」                テーブルNo.0=「0」 テーブルNo.1=「011101」 圧縮後のデータは「110」と圧縮されて表現 少ない色種で繰り返し模様で描かれた画像では効果的 符号対応辞書

  22. 単元5(20/23) 損失あり圧縮法 圧縮、復元操作で、情報が減少する 非可逆圧縮ともよばれる 標本に基づく方法とブロックに基づく方法がある DCT符号化法 JPEG符号化法 MPEG符号化法

  23. Iピクチャー: フレーム内符号化画像 Pピクチャー: フレーム間符号化画像           直前のIまたはPピクチャーで予測した画像との           差分画像を符号化 Bピクチャー: 双方向予測符号化画像           前後のIまたはPピクチャーで予測した画像との           差分画像を符号化 単元5(21/23) MPEG符号化法 MPEG: Moving Picture Experts Group CDなど蓄積メディアへの動画記録方式の符号化規格で発達 構  造

  24. Iピクチャー: フレーム内符号化画像 Pピクチャー: フレーム間符号化画像           直前のIまたはPピクチャーで予測した画像との           差分画像を符号化 Bピクチャー: 双方向予測符号化画像           前後のIまたはPピクチャーで予測した画像との           差分画像を符号化 単元5(22/23) MPEG1符号化法 構  造 時間経過 符号化・復号化の順序 I1 B2 B3 P4 B5 B6 P7 B8 B9  I10

  25. 単元5(23/23) MPEG2符号化法 表: (水平画素数)×(垂直ライン数)×(フレームレート) 主な符号化フォーマット 高画質 I:Iピクチャ P:Pピクチャ B:Bピクチャ 高機能 放送、通信など広く応用するための符号化規格で発達 SNR:データ転送で画質を変化、空間スケールラブル:HDTVを段階的に符号化

  26. 単元6(1/14) 第6単元 画像の解析(濃度の解析) 講義で話したいこと 画像の質の変換 コントラスト調整特徴の明確化 濃度解析によるパターン計測 明度の閾値処理の前処理 2値化処理

  27. 単元6(2/14) 画像の質の変換 画素の濃度分布:   ヒストグラム ヒストグラムの形状を変える  →  コントラスト調整 見えないものが明確に見えるようになる ヒストグラムの形状が物体パターンの特徴を現す 物体の特定化 コントラスト調整 特徴の明確化 濃度解析によるパターン計測

  28. 単元6(3/14) 画素の濃度分布(ヒストグラム) 分布をヒストグラムと呼ぶ 画素数 0           128           255       濃度値(各画素の明度の値)

  29. 単元6(4/14) コントラスト調整 明瞭な画像: 濃度値が幅広い 濃度値 濃度値 コントラストの悪い画像 コントラストが改善された画像

  30. 単元6(5/14) 濃度変換法 コントラスト変換曲線 変換後の輝度値 濃度値 濃度値 元の輝度値 コントラストの悪い画像 コントラスト変換後の画像 出 力 入 力

  31. 単元6(5/14) コントラスト変換曲線の事例 変換後の輝度値 変換後の輝度値 変換後の輝度値 元の輝度値 元の輝度値 元の輝度値 暗化変換 高照明化で撮影の 画像から明部の 明暗差を明確化 明部の図形認識 明化変換 低照明化で撮影の 画像から暗部の 明暗差を明確化 暗部の図形認識 コントラスト改善 濃度分布を広げ、 明暗差を明確化 極端な高低照明下での 撮影画像の改善

  32. 単元6(6/14) 濃度変換の実験例 変換後の輝度値 元の輝度値 コントラスト改善 濃度分布を広げ、明暗差を明確化 極端な高低照明下での撮影画像の改善

  33. 単元6(6/14) 濃度変換の実験例 コントラスト改善 濃度分布を広げ、明暗差を明確化 明暗部の均一化 画像全体の濃度を平均化      明、暗部の集中をなくす       明部、暗部の画像を明確化     

  34. 単元6(7/14) 画像の質の変換 画素の濃度分布:   ヒストグラム ヒストグラムの形状を変える  →  コントラスト調整 見えないものが明確に見えるようになる ヒストグラムの形状が物体パターンの特徴を現す 物体の特定化 コントラスト調整 特徴の明確化 濃度解析によるパターン計測

  35. 単元6(8/14) 濃度変換の実験例 コントラスト改善 濃度分布を広げ、明暗差を明確化 明暗部それぞれの画像を明確化 明部、暗部の画像を明確化     

  36. 単元6(9/14) 画像の質の変換 画素の濃度分布:   ヒストグラム ヒストグラムの形状を変える  →  コントラスト調整 見えないものが明確に見えるようになる ヒストグラムの形状が物体パターンの特徴を現す 物体の特定化 コントラスト調整 特徴の明確化 濃度解析によるパターン計測

  37. 単元6(10/14) 濃度解析によるパターン認識例 スズキとサケ種別を 鱗の輝きで分類 平均濃度差で類別

  38. 単元6(10/14) 濃度解析によるパターン認識例 スズキとサケ種別を 鱗の輝きで分類 平均濃度差で類別 類似した明るさの個体があり、区別が明確でない結果もある!

  39. 単元6(11/14) 講義で話したいこと 画像の質の変換 コントラスト調整特徴の明確化 濃度解析によるパターン計測 明度の閾値処理の前処理 2値化処理

  40. 単元6(12/14) 明度の閾値処理 白黒の2値で画像を表示 物体の有無の検出   傷や穴、文字などの有無の検査 物体の形状の計測   輪郭の計測   形状面積の計測   形状長の計測   すべての画素を最小値(00h)に すべての画素を最大値(FFh)に 濃度値 閾値で白か黒の2値に変換

  41. 単元6(13/14) 明度の閾値処理法 固定閾値法 p-タイル法 画像内の対象物の専有面積pに白黒の割合を一致させる モード法 濃度分布の2つの山の谷で2値化 判別分析法 濃度分布で2クラス分離で分離距離を最大にする値で2値化 画素毎または小領域で最適閾値を決定     移動平均法、部分画像分割法 可変閾値法

  42. 単元6(14/14) 参考書 5,6単元を作るに当たって、つぎの書物を引用させて頂きました。 ここに厚く御礼申し上げます。 • 八木伸行、井上誠喜、林 正樹、奥井誠人、合志清一:「C言語で学ぶ                    実践ディジタル映像処理」、オーム社 • 長橋 宏:「信号画像処理」、昭晃堂 • 安居院猛、長尾智晴:「C言語による画像処理入門」、昭晃堂 • 酒井幸市:「ディジタル画像処理入門」、コロナ社 • FEST Project編集委員会編:「実践画像処理」、シュプリンガーフェアラーク                               東京 • R.O.Duda他、尾上守夫監訳:「パターン識別」、John Wiley & Sons-新技術コミニュケーションズ

More Related