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プレゼンテーションの技術 ～ビジュアルを生かす～

プレゼンテーションの技術 ～ビジュアルを生かす～. 石原進（静岡大学工学部）. 2004/6/8 改訂. ビジュアル化. ビジュアル化の利点 理解しやすくなる 説得力が増す 効果的なビジュアル化を行うために … 視覚原理に基づいたレイアウト・図解の専門知識 ソフトウェアの活用 ソフトウェアに使われない→使い倒す！. ビジュアル化の基本. ビジュアル化の基本. 過不足のない情報を見やすく伝える ブロック化 ストーリー 視線の流れ 読みやすくする技術 バランス・リズム 検索性 写真・図・表を積極的に活用する. PDA. Note PC.

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プレゼンテーションの技術 ～ビジュアルを生かす～

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Presentation Transcript

  1. プレゼンテーションの技術 ～ビジュアルを生かす～プレゼンテーションの技術 ～ビジュアルを生かす～ 石原進（静岡大学工学部） 2004/6/8 改訂

  2. ビジュアル化 • ビジュアル化の利点 • 理解しやすくなる • 説得力が増す • 効果的なビジュアル化を行うために… • 視覚原理に基づいたレイアウト・図解の専門知識 • ソフトウェアの活用 • ソフトウェアに使われない→使い倒す！

  3. ビジュアル化の基本

  4. ビジュアル化の基本 • 過不足のない情報を見やすく伝える • ブロック化 • ストーリー • 視線の流れ • 読みやすくする技術 • バランス・リズム • 検索性 • 写真・図・表を積極的に活用する

  5. PDA Note PC • Palm • CLIE • Zaurus • GFORT • Let’s note • Lavie • iBook • Dynabook ブロック化 • ブロック化＝まとまりを作ること • 意味上のまとまり⇒視覚的なまとまり PDAの例としてはPalm, CLIE, Zaurus, GFORTなどがあり，Note PCの例としてはLet’s note, Lavie, iBook, Dynabook などが挙げられる。

  6. 特徴１：熱に強い 耐熱素材製なのでお湯をかけても溶けません。 特徴２：リサイクルも簡単 切り離しが必要な余分な素材を使っていません 形や色で関連付ける • 同じ性質のものは同じ形・色で示す 特徴１：熱に強い 耐熱素材製なのでお湯をかけても溶けません。 特徴２：リサイクルも簡単 切り離しが必要な余分な素材を使っていません

  7. ◆重要◆ この部分は大変重要なので，読んでおかないと後で大変なことになります。 【参考】 これは参考事項であまり重要ではありません。 重要度を視覚化する • 重要度に応じて視覚的に区分 重要：この部分は大変重要なので，読んでおかないと後で大変なことになります。 参考：これは参考事項であまり重要ではありません。

  8. ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● ●●●● 全体を統一する

  9. スライド上の文字について

  10. 提案：QucikRecoverTCP • TCPの拡張 • 障害発生後の性能低下を最小限に 「読ませる」ではなく「見せる」 • 障害発生後の性能低下を最小限にするTCPの拡張方式QucikRecoverTCPを提案する

  11. 「見せる」ための技術 • メリハリのある簡潔な文 • 余分な語を省いて短く • 箇条書きの活用 • キーワードに括弧類を使う • 体言止めの活用 • 図，表の利用

  12. 本文は10行以内に • 北海道大学は札幌にあります • 東北大学は仙台にあります • 東京大学は東京にあります • 静岡大学は二つの都市に分かれています • 静岡市 • 浜松市 • 名古屋大学は名古屋にあります • 大阪大学は大阪市と吹田市にあります • 九州大学は福岡市にあります • これで10行です

  13. 本文の行数が20行あると… • 北海道大学は札幌にあります • 東北大学は仙台にあります • 東京大学は東京にあります • 静岡大学は二つの都市に分かれています • 静岡市 • 浜松市 • 名古屋大学は名古屋にあります • 大阪大学は大阪市と吹田市にあります • 九州大学は福岡市にあります • これで10行です • 北海道大学は札幌にあります • 東北大学は仙台にあります • 東京大学は東京にあります • 静岡大学は二つの都市に分かれています • 静岡市 • 浜松市 • 名古屋大学は名古屋にあります • 大阪大学は大阪市と吹田市にあります • 九州大学は福岡市にあります • これで20行です

  14. 文字の大きさ • 大見出し： 36～44ポイント • 本文： 24～32ポイント • 24ポイントより小さい文字は読めない！ • 一番後ろの席からでも読めるように 32ポイント 28ポイント 24ポイント 20ポイント 使用不可！ 18ポイント

  15. フォントの選択 • ゴシック系が基本 • 明朝体，教科書体，Times，Centuryは弱い • ボールドにしても弱いものは弱い • 英文字： • Tahoma, Arial • 日本語： • MS Pゴシック • HGP創英角ゴシックUB ※日本語フォントをボールドにしない • 計算のみで太くしているので，画面表示・印刷時につぶれる

  16. １文字だけが次の行にはみ出ること １文字だけが次の行にはみ出ること ウィドウを避ける • １文字だけが次の行にはみ出ること

  17. 行頭文字：適切に変更しよう • 並列に書き連ねるときは • このように • 同じ記号でも良いが… • 順序を追って • 説明するときには • 数字を使うとよい ※　行頭文字の変更には「書式」⇒「箇条書きと段落番号」を選ぶ

  18. 図と表

  19. 図と表 • わかりにくい内容には図や表を使う • 適切な使い分けが必要 • 概念図（概念の構造や関係を表す） • 原理図（原理を抽象化する） • 工程図（工程の流れを示す） • 構成図（システム構成など） • グラフ（数値の変化） • 表（分類や比較を整理して示す） • 図を言葉で補うことも必要

  20. Home Agent Internet Correspondent Node Mobile Node 図を言葉で補う • 絵だけではわからないことがある 1 2

  21. レイアウトの原則 • 基準線を意識する • 左揃え，中揃え，右揃え • 均等割付 • 上揃え，下揃え • インデント • メリハリをつける

  22. UDP TCP TCP UDP IP IP IEEE802.11b IEEE802.11b 大きさ，間隔，位置を揃える 揃える • パワーポイントの機能を活用 • 「図形の調整」⇒「配置／整列」 • コピー＆ペースト • グループ化 きもちわるい配置…

  23. フォントを修正，整列，コネクタによる矢印の引きなおしフォントを修正，整列，コネクタによる矢印の引きなおし 1 0 細かい「ずれ」をなくす フォント，位置，線の重なりがおかしい 1 0

  24. アクセント 視線の流れ • 通常：真ん中⇒左上⇒右上⇒左下⇒右下 • 左上にアクセントをつける⇒視線を左上に誘導 2 3 1 4 5

  25. モバイル 次世代 情報社会 ブロードキャスト セキュリティ 自然な流れに従う • アクティブな方向は右方向

  26. モバイル 次世代 情報社会 ブロードキャスト セキュリティ 逆向きにすると…

  27. 1,000,000 1,000 10 視覚効果：上昇基調を示すには？ • 右上方へ傾ける 2000 2001 1998 1999

  28. 1,000,000 1,000 10 向きを逆にすると… どんづまっているように見える 1999 1998 2001 2000

  29. 0.75pt 1.5pt 2.25pt 3pt 線：細くしすぎない • 意味を持たせるなら1.5ポイント以上に • パワーポイントのデフォルトは0.75ポイント • 適切な太さに調整する • デフォルトの太さを変更 • 適切な太さの線を描いて選択後，右クリック⇒「オートシェイプの既定値に設定」

  30. Simulations Keynote Speech Collision 色：ちょっとの工夫で大きな効果 Simulations Keynote Speech Collision

  31. タイトル タイトル タイトル タイトル タイトル タイトル 色：使いすぎは禁物 • コントラストに気をつけて • 原色を使いすぎない • ピンポイントで効果的に 全く読めませんね…

  32. シンボル • シンボルの持つ正しい意味で使う • 違う意味で使うと誤解を招く 通信網 ストレージ 通信 分岐 リサイクル 禁止

  33. クリップアート • 同じ系統のものを使う • 使いすぎない • 下品にしない Internet これは悪い例

  34. グラフ • Excelでつくったままにしない • 一手間かけてわかりやすく加工する • 論文用とプレゼン用で作り分ける • 具体的な技術 • 数字の桁数を少なくする • 「凡例」ではなく「吹き出し」を使う • 罫線を最小限に • 色を適切に選択

  35. Excelで普通に作ったグラフ

  36. 修正版 Method 1 Method 2

  37. 表 • 細かくしすぎない • バックを塗りつぶす • 文字は揃える • タイトルははっきりと

  38. 改善の余地がある表

  39. 修正版

  40. IPv6 アニメーション • 使いすぎない • せいぜい１つのスライドで１つか２つ • 過度に使うと集中の妨げに • タイプライター表示などもってのほか！ • 表示の方向を自然に • 矢印と同じ方向に • 画面切り替え効果も有効 • よく似たスライドの間 • 大きな話題の転換 IPv4

  41. 作業効率を上げるために

  42. マスタを使う • 「表示」⇒「マスタ」⇒「スライドマスタ」

  43. レイアウト • 「箇条書きテキスト」が基本 • 「白紙」は使わない

  44. アウトライン • 活用しよう • 「白紙」レイアウトではアウトラインに文字が反映されない

  45. パワーポイント付属のテンプレート • そのまま利用できる部分 • 配色：美しい • 文字のサイズ：小さすぎない・若干大きい • 利用できない部分 • バックグラウンドの絵：派手すぎるものが多い • レイアウト：タイトルが下寄りすぎる • フォント：弱いフォントを使っているものがある ※付属のテンプレートのレイアウトを改造しよう

  46. 同じデザインテンプレートを使う • デザインテンプレートには基本の配色が付属 • テンプレートを変更すると配色が変わる • 同じ図でも，色の再修正が必要になることも • 長く使える自分のテンプレートを持とう

  47. 使える図はストックする • 再利用可能な図を一つのファイルで管理 • 自作の図，表 • 再利用しそうなクリップアート • 私のストックの例 Internet

  48. スライドデータの管理 • スライドにページ番号を入れる • タイトルスライドに日付けを入れる • バージョン管理に使う • 著作権表示：必要に応じて

  49. 参考図書 • 日経BP社出版局監修， 「説得できるプレゼン・図解200の鉄則」， 日経BP社，2001

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