1 / 13

徳山ダム建設によるタコノアシ群落への影響

徳山ダム建設によるタコノアシ群落への影響. 16117025  久保聡子. 目次. 1.背景 2.目的 3.方法 4.結果 5.考察. 背景. 現在では地球サミットの開催などによって,生物多様性 の保護の重要性が国際的に認識されるようになった.. ・絶滅危惧 Ⅰ 類の植物は積極的に保護されるようになった. ・絶滅危惧 Ⅱ 類の植物は保護の必要性を唱えられながら,  なかなか保護に結びつかない.. 河川には多くの絶滅危惧 Ⅱ 類の植物が生育しているが, その環境は絶滅危惧植物にとっては非常に厳しい.. 背景. 2000 年 揖斐川河道掘削工事が開始.

Télécharger la présentation

徳山ダム建設によるタコノアシ群落への影響

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 徳山ダム建設によるタコノアシ群落への影響 16117025 久保聡子

  2. 目次 1.背景 2.目的 3.方法 4.結果 5.考察

  3. 背景 現在では地球サミットの開催などによって,生物多様性 の保護の重要性が国際的に認識されるようになった. ・絶滅危惧Ⅰ類の植物は積極的に保護されるようになった ・絶滅危惧Ⅱ類の植物は保護の必要性を唱えられながら,  なかなか保護に結びつかない. 河川には多くの絶滅危惧Ⅱ類の植物が生育しているが, その環境は絶滅危惧植物にとっては非常に厳しい.

  4. 背景 2000年 揖斐川河道掘削工事が開始 揖斐川の洪水対策のため河川流量を増加 させるために行われている 埋土種子由来と思われる絶滅危惧Ⅱ類タコノアシの 群落が偶然に復元

  5. タコノアシ  Penthorum chinense Pursh ・ユキノシタ科タコノアシ属 ・花期:8~10月 ・高さ:30~80cm ・絶滅危惧Ⅱ類 ・100年後の絶滅確率:約2%    約300年後には絶滅すると予測されている

  6. 背景 河道掘削工事は2012年まで毎年計画されている  →新たな生育地が確保され,個体群が増加しつつある. 悪化しつつある絶滅危惧Ⅱ類の植物にとって,新たな 保護復元の可能性を示したと考えられる. 2006年 徳山ダム完成 湛水量 6億6000万t 日本最大の規模  →環境への影響は計り知れない

  7. 目的 徳山ダム建設による河川環境の変動がタコノアシ 群落に影響を与えているかどうか検討する. 徳山ダム建設で最も考えられる環境変動  →湛水によって起こる河川水位の低下 ・タコノアシが生育するのに適している湿地面積の  大幅な減少を引き起こす可能性.

  8. 目的 流量調節機能が増加  →河川の浸食作用が少なくなる ・植生の遷移が進み,新たな生育地が形成されなく  なる可能性.

  9. a b ⑫ c d ⑪ ⑩ e 左岸 右岸 • P18-1 • P14 • P16-2 • P15 • P13-3 • P17-1 • P12 • P13-1 • P16-1 • P13-2 • P17-2 • P18-2 f ① ② ③ ④ ⑨ ⑤ ⑥ ⑧ ⑦ 方法 ・タコノアシの各個体群の個体  数をカウントし, 前年度まで  のデータと併せ推移をみる.

  10. a b c d e f a.塚 b.徳山 c.杉原 d.藤橋 e.揖斐 f.万石 方法 ・揖斐川上流域から中流域  の万石地点までの6箇所  での30mm以上の連続降  雨量と,その時の万石地  点の水位から相関の経年  変化を解析する.

  11. 水位が変化し,河川環境が 変化したことによって,生育 地を広げた. 水位の変化により,急激に 遷移が進んだ. 結果 表4-1.各調査年度における各個体群の個体数

  12. 降雨がダムにとどまり, 降雨量に対し水位が上 がっていない. 以前より,水位が低下. A.塚 r 結果 ・湛水が始まってから  の相関係数がそれ  以前より小さくなった.

  13. まとめ ・徳山ダムによる水位の低下が,タコノアシに与える影響  は小さくなく,工事条件にもよるが,個体数の増減に影響  する. ・河道掘削工事については,水面ぎりぎりの位置まで掘削  し,少量の降雨でも冠水してしまうような環境を創出する  ことが重要. ・本年度は増水が観測されなかったため,個体数にどの程  度ダメージを与えるのか把握難しかった. 今後も引き続き調査していくことが重要

More Related