長時間透析の素晴らしさと普及の考察 ― 長時間透析体験者として ―

長時間透析の素晴らしさと普及の考察―長時間透析体験者として―長時間透析の素晴らしさと普及の考察―長時間透析体験者として― 橋村　大成（かもめ日立クリニック）

＜人工透析との出会い＞

＜かもめクリニックの紹介＞ ※透析時間 7～8時間

＜短時間透析と長時間透析の体験比較＞ 短時間透析＝二度と受けたくない ①透析不均衡症候群が発生、苦しい（４時間：血流量２３０）かゆみ･吐き気･頭痛･低血圧 ②食事や水分に厳しい制限、人間らしく生きられない　　　　　塩分６ｇ/日、水分、食べ物に強い制限！ ③医師や看護師に叱られてばかり　　　　（水分の摂りすぎ、食べ過ぎ、君死にたいか）精神的にすべてが嫌になり、マイナス思考ばかり

＜短時間透析と長時間透析の体験比較＞ 注：血流量はほとんどの人は１２０～１３０ｍL/miｎ：除水量は個人差が大きい長時間透析＝素晴らしい！－普通に生活－ ①不快な症状が発生せず、透析を自然に受けられる ☆透析条件が緩やかで、体がほんとに楽だよ☆

②家族と一緒に普通に食事、楽しい生活ができる②家族と一緒に普通に食事、楽しい生活ができる ☆可愛い孫と回転寿司、ラーメンもOK☆

かもめ・日立クリニックでの食事①

かもめ・日立クリニックでの食事②

透析効率：Kt/V ２.０（４時間透析１.２） 注：測定データは２４／１２月（ﾀﾞｲｱﾗｲｻﾞｰⅣ型・血流量１６０）＜私の運動量＞毎日かかさず散歩　　　　透析日：朝４０分　透析日以外：朝夕１.５時間 ③透析効果が高く、体調が非常に良くなる ☆毎日、散歩もできるし、ゴルフもＯＫ☆

①うまい食事をたくさん食べて⇒栄養たくさん摂取①うまい食事をたくさん食べて⇒栄養たくさん摂取 • ②運動を毎日行ない　　　　　⇒骨や筋肉を強くして • ③ストレスも解消され　　　　⇒心にいつもゆとりを持つ ④服用（投与）していた薬がいらなくなる！ ☆あれっ？　あの症状どこへいったの！☆

＜そば打ち　・　ピザ作り体験＞

＜温泉・リンゴ狩り＞

＜クリニックでの勉強会＞

＜長時間透析の課題＞ Ⅰ.医師で長時間透析の長所を理解している人が少ない・塩分を摂取すると必ず高血圧に（ウソ⇒降圧剤は不要になった）・水はペットボトル１本（５００ＣＣ）まで、コーヒー１杯、お茶少量に　（ウソ⇒水もコーヒーもお茶も普通でＯＫ）・食べ物は制限して、量も控えめに（ウソ⇒偏食、過食しなければＯＫ） Ⅱ．長時間透析の医療環境が厳しい（診療報酬は毎回ダウン）・診療報酬は５時間まで。回数も制限。　・医師も開業すれば経営者として経営効率を重点 Ⅲ．長時間透析の素晴らしさをＰＲする機会が少ない・透析患者は長時間透析を知らない。聞いても誤解している・長時間透析患者の横の連絡機関がない

Ⅰ．長時間透析研究会の拡大発展 • 　①医師や看護師･技士等へのいっそうの浸透 • 　②長時間透析研究による透析効果のさらなる発展 • Ⅱ．長時間透析患者会の結成 • 　①情報交換、合同発表会、合同研究会の定期開催 • 　②Ｈ２５結成予定（かもめ草木台・大津港・日立）＜普及の考察＞

Ⅲ．長時間透析の積極的ＰＲ • 　①茨腎協の役員会、総会等でのＰＲ • 　②定期刊行誌、機関誌等への積極的ＰＲ投稿 • Ⅳ．腎友会運動のさらなる強化 • 　①国会請願など中央政府への働きかけ • （１００万人の署名国会請願） • 　②透析医療制度、診療報酬の後退阻止＜普及の考察＞

全国に人工透析患者　３１万人 （茨城県だけでも　７,５００人）・新規透析者の高齢化・介護透析者の急増・透析施設までの送迎 ―新たな問題が発生している― 透析環境の改善にご尽力ご協力を！＜最後に一言＞

長時間透析の素晴らしさと普及の考察 ― 長時間透析体験者として ―

長時間透析の素晴らしさと普及の考察 ― 長時間透析体験者として ―

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