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大学のサービス向上とその 使命 ~大学生の意識調査からみた満足度と課題~

大学のサービス向上とその 使命 ~大学生の意識調査からみた満足度と課題~. 植木ゼミ 楠本  良 太 森 千裕 小杉  智彦 坂田  大樹 杉崎 満里 恵 萩本  匡俊 松尾 美 央 吉田  賢史. 研究目的. 現在 、私達は大学生であり、毎日通っている愛着のある大学が 一 番 身近 の題材で あ る 。 最近 では赤字経営に陥っている 大学 の割合が増えてきている。 まず 私達の通っている京都産業大学のサービスや経営の 現状 と課題を明らかにしたい 。.

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大学のサービス向上とその 使命 ~大学生の意識調査からみた満足度と課題~

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Presentation Transcript


  1. 大学のサービス向上とその使命~大学生の意識調査からみた満足度と課題~大学のサービス向上とその使命~大学生の意識調査からみた満足度と課題~ 植木ゼミ 楠本 良太森千裕 小杉 智彦坂田 大樹 杉崎 満里恵萩本 匡俊 松尾 美央吉田 賢史

  2. 研究目的 • 現在、私達は大学生であり、毎日通っている愛着のある大学が一番身近の題材である。 • 最近では赤字経営に陥っている大学の割合が増えてきている。まず私達の通っている京都産業大学のサービスや経営の現状と課題を明らかにしたい。

  3. このような問題意識に基づき、これから学生にとって大学とはどのような役割と使命を持つのか、学生のニーズに対応し、持続可能な健全な経営を行うべき大学の将来像を検討していく。このような問題意識に基づき、これから学生にとって大学とはどのような役割と使命を持つのか、学生のニーズに対応し、持続可能な健全な経営を行うべき大学の将来像を検討していく。

  4. 京都産業大学の入学者数の推移

  5. <全国>        n=809 志望大学ランキング <西日本エリア>n=401 『日本経済新聞』2010年11月29日号、朝刊。

  6. 志望大学を選んだ理由は 出所: 『日本経済新聞』2010年11月29日号、朝刊。

  7. アンケート調査結果 アンケート回答者数: 318人 調査時点:2010年9月末~10月初旬実施

  8. アンケートの実施 大学サービスに対する満足度についてのアン ケート調査票を独自に作成し、大学に対する 満足度、学生のマナー、他大学との差別化など の観点から、京都産業大学の学生を対象にア ンケート調査を実施した

  9. アンケート質問項目 問1.あなたの性別           男性 ・ 女性 問2. あなたの学部・回生()学部 ()回生 問3. この大学は第一志望でしたか  はい・いいえ 問4. 大学の満足度は   5.満足4.ほぼ満足3.普通2.やや不満足1不満足 問5. 授業の充実さ 5.満足4.ほぼ満足3.普通2.やや不満足1不満足 問6. キャリア科目を知っていますか   はい・いいえ 問7. キャリアデザインを取っていますか はい・いいえ 問8. 大学のマナー 5.満足4.ほぼ満足3.普通2.やや不満足1不満足

  10. 問9. 通学のしやすさ 5.満足4.ほぼ満足3.普通2.やや不満足1不満足 問10. OCに参加しましたか       はい・いいえ 問11. 他の大学のOCと違いは感じられましたか                    はい・いいえ 問12.「はい」と答えた方にお聞きします。どのような点が違うと感じましたか    (                       ) 問13. 入学するとき何を基準にして大学を選びましたか(                       ) 問14. この大学のウリは何だと思いますか(                       ) 問15.これからこの大学に必要とされることは何だと思いますか(                       )

  11. 大学満足度大学サービスに対する満足度を「5:満足」、「4:ほぼ満足」、「3:普通」、「2:やや不満足」、「1:不満足」の5段階尺度でアンケートを実施。大学満足度大学サービスに対する満足度を「5:満足」、「4:ほぼ満足」、「3:普通」、「2:やや不満足」、「1:不満足」の5段階尺度でアンケートを実施。 • 「満足」・「ほぼ満足」、「不満足」・「やや不満足」と答えた学生の割合はほぼ同数 • 「普通」と答えた学生が最も多い。 大学への理想像と現実との違いが少ない

  12. アンケートの分析結果(男女別)

  13. 大学満足度と授業充実度(学年別)

  14. その他のアンケートの分析結果学生の満足度 • 第一希望の学生(127人)    :満足度 3.56 • 第一希望でなかった学生(190人):満足度 3.28 • 学生の満足度と授業充実度は正の相関がある。 相関係数:0.64(1%水準で統計的に有意) ↓ ★大学の入学時点での希望大学かそうでないかは、入学後の満足度に大きな影響を与えていないことがわかる。つまり、入学後の教育サービスの向上の取り組みが重要な役割を果たす。

  15. 授業の充実さ • 自由回答の質問項目では、「満足」と答える学生は少なく、不満を感じている学生が圧倒的多い 学生の意見 • 学びたい講義、興味のある講義が少ない • 授業環境として履修人数に教室が対応していない • 教員免許取得のための授業やキャリア科目は充実している

  16. 大学生のマナー • 悪いと答える生徒が圧倒的に多い   (タバコのマナー、授業中の私語 etc…)

  17. タバコのマナーについての意見 • 禁煙の場所での喫煙 • 歩きタバコ • 学生団体による「マナーUPキャンペーン週間」 しかし全学禁煙などの対策を採るべきであると考える。

  18. 通学の利便性 • 以前よりも改善された。 • 交通アクセスが不便で通学しにくい。 バスの本数を増やすなど、バス会社との交渉をすべき。

  19. オープンキャンパス • 京都産業大学はオープン・キャンパスに力を入れている。 • オープン・キャンパスに来場した学生は全体の2割程度。 他大学のオープン・キャンパスとの違いを感じた学生の意見 • 個々の相談に丁寧に乗ってくれた。 • 学生に元気がある

  20. 京都産業大学に入学する時の基準 • 自分の偏差値に合った大学 • 四年生総合大学であること • ある程度の知名度 • 就職率の良さ • 取得できる資格 そして京都にあるといういわゆる京都ブランドが大きな決定要因である。

  21. 京都産業大学のウリ • 四年生総合大学である • 融合科目がある • キャリア科目がある • 就職サポートが充実している • ノーベル賞受賞者である益川教授がいる 総合大学であることは学生の中でも認識が高い

  22. 志望大学を選んだ理由は • ● ▲ ● × ● 出所: 『日本経済新聞』2010年11月29日号、朝刊。

  23. M.E.ポーターの5つの競争要因 新設大学 進路先の 企業や組織 既存の 競合大学 顧客=学生 代替する教育機関・各種専門学校

  24. P.F.ドラッカーによる『マネジメント』の教えから大学のサービス向上を考えるP.F.ドラッカーによる『マネジメント』の教えから大学のサービス向上を考える • 企業の目的は、顧客の創造である。 • 組織存続には、顧客が起点に立つことが必要である。 • 顧客の創造は、顧客が望むものを提供することで、それには顧客満足が原点となる。 • 顧客の創造には、マーケティングとイノベーションが成果をもたらす。

  25. ドラッカーの「マーケティング」とは顧客の欲求からスタートするドラッカーの「マーケティング」とは顧客の欲求からスタートする • これまでのマーケティングは、販売活動が主であり、製品からスタートしていた。 • これからのマーケティングは、顧客からスタートしなくてはならない。 • すなわち、われわれは何を売りたいかではなく、顧客が何を買いたいかを問うべきである。

  26. ドラッカーの「イノベーション」とは新しい満足を生み出すドラッカーの「イノベーション」とは新しい満足を生み出す • 成長と変化のための機関 • イノベーションによる新しい満足の創出 • 組織は、既存の価値提供に留まるだけではなく、よりよい価値を生み出すことが重要である。

  27. キャリア形成支援 • キャンパス内でのフォローの充実 • インターンシップで最大の効果を得るための教学体制が充実。 • システム思考やコミュニケーション能力の育成 • 現場で得た「気づき」を学習をいかす方法や社会で必要なスキルを育てる学び方をカウンセリング

  28. http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/keiseishien/2010年11月25日閲覧http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/keiseishien/2010年11月25日閲覧

  29. コーオプ教育 ■企業等が主体で管理運営する→インターン・シップ型 ■大学が主導で管理運営する →コーオプ型 • インターンシップをさらに進化させ、本学の専任教員と職員の連携のもとに編成した独自の大学主導型のキャリア教育。

  30. コーオプ教育の一環として取り組んでいる各プログラムコーオプ教育の一環として取り組んでいる各プログラム • O/OCF(オン/オフ・キャンパス・フュージョン) 平成16年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(現代GP)に採択されました • 自己発見レポート

  31. O/OCFの説明(オン/オフ・キャンパス・フュージョン)O/OCFの説明(オン/オフ・キャンパス・フュージョン) • キャンパスでの学習と就業体験を「サンドイッチ方式」で交互に繰り返す • 4年制の自己開発能力コース • 1クラスは25名の少人数制、キャリアに関する授業を週1回受講し、毎年必ずインターンシップに参加。 • 社会の現場で実際に実務を体験するなか、学生は職業観を育み、現場に求められる能力を知り、自らの興味や関心を明確にし、学問の重要性を再確認するためのもの。 • 「気づき」をもたらすインターンシップ、その発見を大学で掘り下げるキャンパスでの学び、学習効果をスパイラル的に高め、理想的な進路の実現につなげていくプログラム

  32. 出所:http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/ce/oocf.html(2010年11月25日閲覧)出所:http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/ce/oocf.html(2010年11月25日閲覧)

  33. 発展的見直しとコーオフ教育効果のスパイラル的強化発展的見直しとコーオフ教育効果のスパイラル的強化 出所: http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/ce/gendai_gp.html(2010年11月25日閲覧)

  34. 自己発見レポート • 学習スタイルのみならず、漠然としている職業への関心度や自身の基本的な性格などから、自分自身を発見するレポート • 将来に対する明確なビジョンを描くことができる

  35. 学生が考えるこれからこの大学に必要とされること学生が考えるこれからこの大学に必要とされること • もっと授業を充実させてほしい • エスカレーターの設置などの要望 • タバコなどのマナー

  36. 充実した授業とは… たとえば、経営学部でいえばバーチャルな会社を設立し、シミュレーション形式でそのマネジメント・プロセスを学んでいくような授業があれば、より実践的な人材育成を行うことができるのではないか

  37. 私たちの抱く大学の理想像 • 活気に満ち溢れている • 全国各地から学生が集まっている • 学部の壁にとらわれずに様々な科目を履修することができる

  38. さらに・・・ 海外の大学とも提携し、様々な国の学生と交流する機会を設けることにより、多様な外国の文化や価値観を知り、自らの可能性を広げることのできる制度を拡充することも重要である

  39. アンケート結果を受けて… 学生の求めること • 授業の充実度 • 大学でのマナー • 立地条件などの環境要因 早急に授業カリキュラムの見直し、学びやすい環境を作ることが必要。

  40. 喫煙所以外での喫煙、歩きタバコ、授業中の私語喫煙所以外での喫煙、歩きタバコ、授業中の私語 など厳しく指導強化していくべき そのことにより・・・ 学生のマナーが改善され社会人となった後でも大いに役立つであろう

  41. エスカレーターの設置やお昼時に混雑していた食堂の増設を行ったことは評価できる。エスカレーターの設置やお昼時に混雑していた食堂の増設を行ったことは評価できる。 しかしながら! 過度に学生の要望に答えすぎるのはよくないのではないか!

  42. なぜならば・・・ • 大学は学ぶべき場所であり、中学、高校のような「学び」を第一目的とした「学校」という原点の形を軽視してはならない。

  43. まとめ… 学生の要望に適度に答えることにより学生のモチベーションが上がり、大学全体が活気づいていくことは、大学の入学者を増やすことにもなる。これは、大学が少子高齢化社会の中で入学者数を確保していく対策にもつながる。

  44. 参考文献資料 • ジェームズ・M. クーゼス、バリー・Z. ポズナー『大学経営起死回生のリーダーシップ』東洋経済新報社、2010年。 • ドラッカーP.F. 『マネジメント : 基本と原則』ダイヤモンド社、2001年。 • 福島一政『大学経営論:実務家の視点と経験知の理論化』日本エディタースクール出版部、 2010年。 • ポーターM.E. 『競争の戦略』ダイヤモンド社、1982年。 • 『日本経済新聞』2010年6月28日号、朝刊。 • 『日本経済新聞』2010年11月29日号、朝刊。 • 京都産業大学ホームページ (2010年11月25日閲覧) http://www.kyoto-su.ac.jp/path/career/ce/

  45. ご清聴ありがとうございました。

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