イランのスポーツについて①

イランのスポーツについて① ～サッカー編～

イランサッカーの歴史 • イランには19世紀後半、英国系石油会社のエンジニア達によって南部にサッカーが伝えられた。

イラン代表チーム • サッカーに於いてアジア地区で最も古い歴史を有する国の一つであり、今なおアジア地区でトップクラスの実力を有するチームの地位を維持している。AFCアジアカップで3度（1968年、1972年、1976年）、アジア大会で4度（1974年、1990年、1998年、2002年。2002年以降はU-23の大会）の優勝歴を持つ。また、2000年より開催されている西アジアサッカー選手権では4度優勝している。 • 過去3回、FIFAワールドカップに出場。1978年アルゼンチン大会で初出場し、その後1998年フランス大会と2006年ドイツ大会に出場しているものの、3大会ともグループリーグ敗退に終わっている。ワールドカップ本大会での初勝利は、フランス大会でのアメリカ戦での勝利（2-1）である。

イラン代表のスタジアム（アーザーディ・スタジアム）イラン代表のスタジアム（アーザーディ・スタジアム） • 公式な収容員人数は90,000人で、1974年のアジア競技大会の為に建設された。スタジアムは「アザディ総合スポーツセンター」の一角にあり、センター内にはサッカー練習場、重量挙げ、水泳施設、バレーボール、フットサル場が隣接する。 • しかし、1997年11月21日のオーストラリア対イラン戦は、FIFAワールドカップ・フランス大会の最後の出場枠(32番目)を賭けた大陸間プレーオフの一戦で観客動員数が、公式収容員人数の90,000人を48,000人超える128,000の観客がこのアザディ・スタジアムに押し寄せ試合を観戦したと言われている。

では、試合の模様を少し見てみましょう。

日本との比較 • サッカー日本代表は、公益財団法人日本サッカー協会 (JFA) によって編成される日本のサッカー国家代表チームである。一般的に「サッカー日本代表」と呼称する場合は、「男子Aナショナルチーム」（年齢制限のないベストメンバーによる代表）を指すことが多い。 • FIFAワールドカップには4回出場し、2002年と2010年に最高成績となるベスト16に入った。AFCアジアカップでは最多となる4回の優勝を記録している。アジアサッカー連盟および東アジアサッカー連盟所属。

イランのクラブチーム • イラン・プレミアリーグと呼ばれることもある。現在の公式なリーグ名はペルシアン・ガルフ・カップ（Persian Gulf Cup）。18チームが参加している。リーグ戦優勝チーム及びハズフィ・カップ優勝チームにはAFCチャンピオンズリーグ本戦の出場権が、リーグ2位と3位のチームにはAFCチャンピオンズリーグ西地区プレーオフの出場権が与えられる。 • また、リーグ成績下位3チームは次年度アーザーデガーン・リーグ（2部相当）へ自動降格となる。アーザーデガーン・リーグが2部、イラン2部リーグが3部、イラン3部リーグが4部に相当する。

イランの１部リーグ（プレミアリーグ） イランで最初に行われた全国規模のリーグ戦は、1973年に始まったタフト・ジャムシード・カップ。それまでのイランには地域規模のリーグ戦やカップ戦しか存在しなかった（しかしこのリーグは1978年シーズン途中にイラン・イスラーム革命のため中断）。その後も10年以上にわたり全国リーグ不在の状態が続いたが、1989-90シーズンにコドス・リーグが1シーズン行なわれた後、1991-92シーズンからアーザーデガーン・リーグが始まった。2001-02シーズンにプロリーグとして新たにイラン・プロ・リーグが発足した。2006-07シーズンから公式なリーグ名はペルシアン・ガルフ・カップに変わった。 • SCダーマーシュ　　ラシュト • エステグラル　　テヘラン • ファジュル・セパーシー　　シーラーズ • フーラード　　アフヴァーズ • マラヴァーン　　バンダレ・アンザリー • メス・ケルマーン　　ケルマーン • ナフト・テヘラン　　テヘラン • ペルセポリスFC　　テヘラン • ラーフ・アーハン　　レイ • サバー・ゴム　　ゴム • サイパ　　キャラジ • サナト・ナフ　　トアーバーダーン • セパハン　　エスファハーン • トラークトゥール・サージー　　タブリーズ • ゾブ・アハン　　エスファハーン • アルミニウム・ホルモズガーン　　バンダレ・アッバース • ペイカーン　　ガズヴィーン • ガハル・ザーグロス　　ドルード

燃える！テヘランダービー（クラブチーム戦）燃える！テヘランダービー（クラブチーム戦）

日本との比較 • Ｊ１クラブ • ベガルタ仙台　 • 大宮アルディージャ　 • 川崎フロンターレ　 • ヴァンフォーレ甲府　 • ジュビロ磐田 • サンフレッチェ広島 • 鹿島アントラーズ • 柏レイソル • 横浜Ｆ・マリノス • アルビレックス新潟 • 名古屋グランパス • サガン鳥栖 • 浦和レッズ • ＦＣ東京 • 湘南ベルマーレ • 清水エスパルス • セレッソ大阪 • 大分トリニータ 1993-98年までは1部のみの「Jリーグ」として10クラブから最大で18クラブによって開催された。1999年からJリーグディビジョン1（J1）とJリーグディビジョン2（J2）の2部制に移行、現在は日本国内の30都道府県に本拠地を置く40のプロサッカークラブが加盟しており、J1に18クラブ、J2に22クラブが所属している。

イラン女子サッカーについて

イラン女子サッカーについて • イスラム教国のイランに女子サッカーの代表チームがあることはあまり知られていない。数年前に結成されて以来、様々な障害を乗り越えながら奮闘してきた。 • イランは、サッカーの盛んな国。しかし、それは男性に限った話で、イスラム教の教義を重んじるこの国では、女性がスポーツの世界で活躍するのは難しい。男性は「女性がサッカーをするなんて許されない」と考える人が主流だ。しかし、近年、女性の社会進出が進みつつあるイランでは、女性のスポーツ振興に力を入れ始めている。その裏には、若者たちの目をスポーツに向けさせることで、犯罪を防ぎたいという政府の思惑もあるようだ。 • 番組では、2005年の西アジア競技大会に出場するために初めて作られた、女子サッカーのイラン代表チームに密着。弱冠15歳のストライカーやアメリカ生まれの20歳のミッドフィールダー、そして中国から招かれた監督が悪戦苦闘して、FIFA認可のアジアカップ予選で勝利を収めた。プレー中も頭を覆うヘジャブの着用が義務づけられるなど、さまざまな決まりごとに縛られながらも誇りを持って懸命にプレーしている。

イラン人にとってのサッカーとは

イランのスポーツに ついて①