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磁気圏. 太 陽. 太陽風. 地球. 惑星間空間. QSSF 修士論文発表会 (2007,March,2). 磁気嵐時の Pc5 地磁気脈動と 静止軌道高エネルギー電子フラックスとの関連性. 九州大学大学院理学府 宇宙地球電磁気学研究分野 修士課程 2 年 藤本 晶子. CONTENTS. 研究背景 解析結果 総括. 磁気嵐. 太陽表面爆発(太陽フレア、コロナ質量放出)・コロナホール起源の高速プラズマ流に伴う惑星間空間擾乱時に、太陽風によって運ばれる南向き惑星間空間磁場が磁気圏に吹き付けることにより、地球磁場が全世界的に減少する磁気圏擾乱現象。.
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磁気圏 太 陽 太陽風 地球 惑星間空間 QSSF修士論文発表会(2007,March,2) 磁気嵐時のPc5地磁気脈動と静止軌道高エネルギー電子フラックスとの関連性 九州大学大学院理学府 宇宙地球電磁気学研究分野 修士課程2年 藤本 晶子 CONTENTS • 研究背景 • 解析結果 • 総括
磁気嵐 太陽表面爆発(太陽フレア、コロナ質量放出)・コロナホール起源の高速プラズマ流に伴う惑星間空間擾乱時に、太陽風によって運ばれる南向き惑星間空間磁場が磁気圏に吹き付けることにより、地球磁場が全世界的に減少する磁気圏擾乱現象。
Pc5帯(150-600秒)ULF波動による放射線帯高エネルギー電子増加機構Pc5帯(150-600秒)ULF波動による放射線帯高エネルギー電子増加機構 観測研究によって未だ確固たる証拠が示されていない • Pc5帯ULF波動が放射線帯電子増加(加速・過熱)に寄与するか • Storm-time Pc5の発生要因としての太陽風特性 放射線帯領域 研究目的 磁気嵐時
4days 4days 4days 4days イベントセレクション • 条件 • 磁気嵐 : Dst 指数 ≤ -50nT, 孤立型(イベント前後一週間の間に他の磁気嵐無し) REE:高エネルギー電子異常増加(Relativistic Electron Enhancement) nonREE event REE event ≤103 ≥104 ⇒各10イベント(期間1999~2005) ー:GOES#10の電子数の日変化が最高になる昼間の値の軌跡
Pc5 振幅 (全イベント) Pc5 変動と >2MeV 電子増加の関係(2) REEでは回復相以降 Pc5が数十時間継続して卓越
103 ↑磁気嵐回復相開始から48時間後 Pc5積分値と電子増加量 0.5~2日 • Pc5積分値が≥103を越す • 回復相開始から約半日~2日 • ↓ • REE発生 • Pc5積分値が≥103を越す • 回復相開始から約半日~2日 • ↓ • REE発生 磁気嵐回復相Pc5積分値 と 電子増加の関係(2) Pc5積分値とREE到達時間の関係
2MeV 2days ★ [Summers & Ma, 2000] 非断熱加速(理論) 観測結果 理論 粒子‐波動相互作用 GOES#10位置
太陽風特性 ≥600(km/s)継続 Alfvénic変動卓越
① ③ ② ② ① ③ 結論 • 磁気嵐回復相以降 • 太陽風中に数十時間継続するAlfvénic変動 • 磁気圏でPc5帯ULF波動が数十時間継続して卓越 ⇒静止軌道高エネルギー電子フラックス異常増加
今後の発展 • REE発生時の全球的なPc5帯ULF波動特性 • 太陽風に起因するPc5帯ULF波動の励起機構解明