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トホホ. ハクビシン・タヌキ用電気柵 ~畑を守ろう!~. 富山県自然保護課 野生生物係. ハクビシンの生態の概要. 分布:東南アジア、中国南部、台湾、日本 分布の変遷: ・昭和初期に台湾から毛皮用に輸入した記録。「タイワンダヌキ」と呼ぶ。 ・1940年頃は四国、山梨、静岡、福島と不連続な分布。 ・長野県では天然記念物指定を1995年解除 ・外来種の可能性が大きい。. 形態:・体色は灰褐色。 ・額から鼻先にかけて白線。 ・頭胴長61~66cm。尾長40cm。 ・体重3kg程度 生態:・本来は森林に生息し樹洞や土穴をねぐ
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トホホ ハクビシン・タヌキ用電気柵~畑を守ろう!~ 富山県自然保護課 野生生物係
ハクビシンの生態の概要 分布:東南アジア、中国南部、台湾、日本 分布の変遷: ・昭和初期に台湾から毛皮用に輸入した記録。「タイワンダヌキ」と呼ぶ。 ・1940年頃は四国、山梨、静岡、福島と不連続な分布。 ・長野県では天然記念物指定を1995年解除 ・外来種の可能性が大きい。
形態:・体色は灰褐色。 ・額から鼻先にかけて白線。 ・頭胴長61~66cm。尾長40cm。 ・体重3kg程度 生態:・本来は森林に生息し樹洞や土穴をねぐ らにするが、平野部では人家の屋根裏 も利用する。 ・行動域は30~40ha
食性:・雑食性で小鳥や卵、両性・は虫類、昆虫 類果実、野菜など食性の幅は広い。食性:・雑食性で小鳥や卵、両性・は虫類、昆虫 類果実、野菜など食性の幅は広い。 繁殖:繁殖期は春~秋。産仔数2~4頭。 県内の分布:・1980年旧細入村で轢死体を 初記録。 ・1995年には、ほぼ県内全域で確認。
ハクビシンの行動特性 聴覚:超音波も聞くことができるが、音に対しては敏感でなく、音声での追い払いは出来ない。 跳躍能力:30cm程度の障害は飛び越える。 60cm程度では、よじ登って乗り越えようとする。 くぐり抜けの能力:7cm以下の隙間は通過できない。 光への反応:500Wのライトを1mの距離から突然発光させても驚いたり、忌避したりすることは無い。 (江口祐介 森林技術No803・2009より)
電気柵=心理的な柵 ・ 柵の電線には電気が流れています。 ・ 電線に触れると、電気が動物の体 の中を通過し、足から地面に流れます。 ・ 電気が体を流れるとき、 強いショックを与えます。 ・ 高電圧ですが低電流なので、 誤って人が触れても生命の危険はありません。 電気柵の効果とは? ①電気ショックによる痛みにより動物の侵入を防ぐ。 ②柵は危険と学習させ、柵に近寄らなくさせる。 電気柵は触れるたびに電気ショックを与えるので、 慣れることがありません。
電気柵の設置手順 電気柵を設置する場所を決めたら・・・。 1.アゼシートを張る。 2.電線を張る。 3.電気を流す。
1.アゼシートを張る。 アゼシートを広げる
アゼシートを仮止めし、 だぶりをなくしまっすぐ張る
地面を掘り アゼシートを埋める 地中に2~3cm埋める。
アゼシートは両側から竹杭などで、挟みこむとよい。竹杭は40cm程度の間隔で打つとよく固定される。アゼシートは両側から竹杭などで、挟みこむとよい。竹杭は40cm程度の間隔で打つとよく固定される。 40cm アゼシートを固定する
2.電線をはる。 グラファイポールにクリップ を4つずつ付ける
クリップの位置を調節。 アゼシートから5cm・15cm・25cm・35cm 10cm 10cm 10cm 5cm
3.電気を流す。 電線を束ねて+極につなぐ
電源装置に袋をかぶせる +極 電源装置 -極
電気柵維持管理 1. 電気柵の電圧チェックは定期的に! 2. 電圧が下がっている場合には? *点検ポイント* ①電線に草などが触れて漏電していないか? ②電源(バッテリー・乾電池)が切れていないか? 3.侵入された場合には侵入経路のチェック&対処! アゼシートは要注意!⇒しっかりと固定されているか?
1. 電気柵の電圧チェックは定期的に! →電圧は最低でも4000V必要です。 電圧を測定中
2. 電圧が下がっている場合には? *点検ポイント* ①電線に草などが触れて漏電していないか? 漏電原因の草を刈る
2. 電圧が下がっている場合には? *点検ポイント* ②電源(バッテリー・乾電池)が切れていないか? バッテリー 電池 電源は大丈夫?
3.侵入された場合には侵入経路のチェック&対処!3.侵入された場合には侵入経路のチェック&対処! 侵入される場合、必ず理由があります。 わずかな原因も見逃さないで、侵入経路を断つ! 侵入例: ① ② 長い! 電線が高く張られているため、 アゼシートと電線の隙間から侵入される。 アゼシートを固定する杭の間隔が長いため、アゼシートがぐらつき、出来た隙間から侵入される。