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資金運用表のつくり方. 経営財務第3回補足資料. ワタミの比較貸借対照表から資金運用表を作る. 資金運用はそれだけキャッシュが減少する. 資金調達はそれだけキャッシュが増える. まずは,長期資金の運用を考える. 有形固定資産の増加 2,396 百万円. 資金運用表(長期資金の部)の作成. 有形固定資産の増加 2,396 万円を長期資金の部に記入する。. 減価償却費(減価償却実施額) 2,251 百万円 これと有形固定資産増加額 2,396 百万円の合計額 4,647 百万円が設備投資額となる。. 資金運用表(長期資金の部)の作成.
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資金運用表のつくり方 経営財務第3回補足資料
ワタミの比較貸借対照表から資金運用表を作るワタミの比較貸借対照表から資金運用表を作る
資金運用はそれだけキャッシュが減少する 資金調達はそれだけキャッシュが増える
資金運用表(長期資金の部)の作成 • 有形固定資産の増加2,396万円を長期資金の部に記入する。
減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円これと有形固定資産増加額2,396百万円の合計額4,647百万円が設備投資額となる。減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円これと有形固定資産増加額2,396百万円の合計額4,647百万円が設備投資額となる。
資金運用表(長期資金の部)の作成 • 減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円を長期資金の部に記入する。これと有形固定資産増加額2,396百万円の合計額4,647百万円が設備投資額となる。 4,647 2,251
その他の固定負債の減少15百万円固定負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。例えば借入金を返済すればキャッシュは減っているから。その他の固定負債の減少15百万円固定負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。例えば借入金を返済すればキャッシュは減っているから。
資金運用表(長期資金の部)の作成 • 無形固定資産の増加54百万円とその他の固定負債の減少15百万円を長期資金の部に記入する。
減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円これと先の剰余金等増加額69百万円の合計額2,320百万円が内部資金の額となる。減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円これと先の剰余金等増加額69百万円の合計額2,320百万円が内部資金の額となる。
資金運用表(長期資金の部)の作成 • 剰余金等増加額69百万円減価償却費(減価償却実施額)2,251百万円の合計額2,320百万円が内部資金の額となる。
増資は「資本金の増加1百万円+資本準備金の増加1百万円」の合計2百万円となる。増資は「資本金の増加1百万円+資本準備金の増加1百万円」の合計2百万円となる。
投資その他の資産の減少767百万円固定資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。投資の減少つまり株式を売ったらキャッシュが増えるだろう。つまり資金調達となる。投資その他の資産の減少767百万円固定資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。投資の減少つまり株式を売ったらキャッシュが増えるだろう。つまり資金調達となる。
資金運用表(長期資金の部)の作成 • 増資,長期借入金の増加額,投資その他の減少額を長期資金の調達欄に記入する。そして調達合計額を計算する。
長期資金のゆとりを短期資金へ • ここでは,長期資金調達合計の方が運用合計より多い。そこで,調達合計8,589百万円より運用合計4,716百万円との差額3,873百万円は長期資金のゆとりを表しており,これは短期資金の源泉として短期資金に運用されるであろう。
売上債権( ここでは売掛金しかないが)の増加147百万円
短期借入金の返済300百万円流動負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。借金を返せばキャッシュは減少するだろう。短期借入金の返済300百万円流動負債が増加していれば資金運用表右側の資金調達の部に記入すべきだが減少は「運用」欄に記入する。借金を返せばキャッシュは減少するだろう。
資金運用表(短期資金の部)の作成 • 短期資金のそれぞれの運用額を記入し,その合計額を計算する。
買入債務(仕入債務とも言う。ここでは買掛金しかないが)の増加193百万円買入債務(仕入債務とも言う。ここでは買掛金しかないが)の増加193百万円
その他の流動資産の減少214百万円流動資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。つまり何らかの資産を売ってキャッシュが入ったのだろう。その他の流動資産の減少214百万円流動資産が増加していれば資金運用表左側の資金運用の部に記入すべきだが減少は「調達」欄に記入する。つまり何らかの資産を売ってキャッシュが入ったのだろう。
短期資金の部の完成へ • あらかじめ,長期資金のゆとり部分が短期資金の資金源として右側調達欄に記入しておいて,それぞれの項目について金額を記入すると,左右の金額は一致するであろう。ここでは四捨五入に関係で誤差が生じているが。
これらの問題も解答してみよう。 • まずは①設備投資の自賄率から考えよう。そして②,③,④,⑤の順に解いていこう。
①設備自賄率=2,320÷4,647=49.9% ②自己資金2,322
③2004年3月期の自己資本比率=資本合計17,365÷資産合計32,689=53.1%③2004年3月期の自己資本比率=資本合計17,365÷資産合計32,689=53.1%
④2004年3月期の借入金依存度=長期借入金8,000÷資産合計32,689=24.5%④2004年3月期の借入金依存度=長期借入金8,000÷資産合計32,689=24.5%
⑤2004年3月期の有利子負債依存度=(長期借入金8,000+社債1,500)÷資産合計32,689=29.1%⑤2004年3月期の有利子負債依存度=(長期借入金8,000+社債1,500)÷資産合計32,689=29.1%
ワタミの経営戦略と財務構造 積極的な拡大戦略→資産増加と自己資本比率低下