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放射線部における フィルムレス化による 効率化への検討

放射線部における フィルムレス化による 効率化への検討. 六甲アイランド病院 中央放射線部              サークル名: 放射線部見直し隊 メンバー:◎名田 毅、 梁 超文、 松信 龍明、 福田 正輝、 楠木 雅恵 佐野 剛士( TQM 委員会) 米澤 和之(放射線部医師).  フィルムレス化への流れ . デジタル映像化処理加算の廃止 .  電子画像管理加算の新設 .  DPCの導入 . 当院におけるフィルムレス化の導入.  フィルム作成のための   時間が不要になった .  フィルムの保管場所が   不要になった .  フィルムを運ぶ人手と 

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放射線部における フィルムレス化による 効率化への検討

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  1. 放射線部におけるフィルムレス化による効率化への検討放射線部におけるフィルムレス化による効率化への検討 六甲アイランド病院 中央放射線部              サークル名: 放射線部見直し隊 メンバー:◎名田 毅、 梁 超文、 松信 龍明、 福田 正輝、 楠木 雅恵 佐野 剛士(TQM委員会) 米澤 和之(放射線部医師)

  2.  フィルムレス化への流れ  デジタル映像化処理加算の廃止   電子画像管理加算の新設   DPCの導入  当院におけるフィルムレス化の導入

  3.  フィルム作成のための   時間が不要になった   フィルムの保管場所が   不要になった   フィルムを運ぶ人手と   時間が不要になった  しかし!! 実際に運用が開始されると、現状では対応できない   多くの問題点があることがわかり、   業務が煩雑化してしまった!! フィルムレス導入により業務が簡素化され効率が良くなった   画像の濃度の変化、  拡大などが自在に   それぞれの端末で行える  フィルムを探さなくても 過去の検査結果が 手元で検索できる

  4. 特性要因図 機器の対応 システムの推進 他院への対応の確認が必要である それに関する理解を院内に浸透させることが重要である 各モダリティでの対応方法が確立していない 設備に対する投資が必要になってくる 誰が行うのか ランニングコストに関して考えなければならない なぜフィルムレス対応が煩雑になるのか 技師による個人差 コスト的に限界がある 他院への対応 研修を行う期間が必要 機器トラブルの発生に対するバックアップが必要である 改善するにはどうすればいいのか 操作マニュアルを作成しなければならない 医師への浸透 責任の所在 配置転換により、技師の移動が多く、配属が 固定されていない どれだけの内容が必要になってくるのか、現状では把握できない トラブルにより失われたデータは取り戻せない 個人情報保護に関する問題点 モニターの操作がむつかしい 技師全員が全てのモダリティの装置を操作できるようになっていない モニター診断への対応が 全ての状況で行えるわけではない わかりにくい 記載漏れに対する後処理に手間がかかる 検像を行うことが重要となってくる 現場での不便さ ロスフィルムの発生が起こる 記載漏れの発生 時間と手間がかかる フィルム・CD作成の担当者が必要である 印が多く見落としが発生しやすい 医事課への対応ができにくい形式である 技師がどれだけ理解をしているか 印がわかりにくい 他の業務に支障をきたす場合がある フィルムレスに対応していない PACSに対する研修 を行わなければならない 技師の人数が不足してくる 間違いが発生する 作成には時間を要する 記載事項が不明瞭である 業務形態 照射録

  5. 手段 系統図 現状の照射録の記入の取り決めを変更する 照射録の内容を検討する フィルムレス対応の煩雑さを改善するにはどのようにしたらよいのか 照射録の形式を変更し、新しいものにする CRフィルムの作成プログラムの変更を行う 業務形態が煩雑になる理由を考える 機器の対応方法を考える 各機器の操作性を統一して、取扱いし易いようにする フィルム・CDを作成する担当者を配置する 業務形態の変更の検討 技師全員が全ての機器を操作出来るように研修を行う 医師に対してモニターによる診断を行うように統一を計る 院内における対応が、完全にフィルムレス化できるようにするにはどうすればよいのか検討する 院内のあらゆる場所でモニターが閲覧できるようにする システムの推進について考える 他院への対応をフィルムレスにするためには、どのようなことが必要であるか考える 他院への対応がフィルムレスで行えるのか確認を行う 全ての検査に対して、統一した条件でCDによる画像情報の提供が行えるようにする

  6.  業務改善に必要な手段となる項目の検討   照射録の形式を変更し、新しいものにする   フィルム・CDを作成する担当者を配置する   他院への対応をフィルムレスにする  ◎:5点 ○:3点 △:1点 ◎:主責任担当 ○:副責任担当

  7.    煩雑さを解消するための第1の対処方法   煩雑さを解消するための第1の対処方法  照射録をフィルムレス仕様に変更する

  8.  現状での照射録の運用方法   フィルムが必要な  場合は 患者氏名の  欄を丸印で囲むよう  にしている。  診察終了の患者様 の場合、この部分に 丸印を記入する ことになっている。 1234567 ロッコウ タロウ S50.05.05 M 放射線科 2008.07.07 ① 胸部 正面 立位 X-P 腹部 正面 立位 X-P ① 2 会計用にそれぞれの部位に関しての曝射回数を丸印で囲んで記入しなければならない。 診療点数には関係ない フィルム枚数の記載項目 の欄が広いスペースを 取っている。

  9.  改良された照射録の内容   ○印で記入していた 内容を項目として取り上げ チェックや確認を簡便にした  医師が記入する  内容を上部に 配置する  新たに必要となる項目の追加   必要な項目および、  技師のコメント用の  スペースを追加した    基本的にフィルムは作成不要なので   項目のスペースを縮小した  技師が確認する  内容を下部に 配置する  送信した画像を確認  する作業が必要なため   確認した担当者の  署名用項目 

  10.  煩雑さを解消するための第2の対処方法 CD-Rを作成する担当者を配置する

  11.  院内における検査結果の情報提供は、   PACSで配信され、技師はフィルム作成が   不要になり作業効率が向上した  しかし  他院に対する診療情報提供はフィルムの替わりに、  CD-Rを作成して対応しなければならない 

  12. CD-R作成の問題点  Step1.患者データの検索・表示  Step2.患者データのCD焼き付け  Step3.作成CDの内容確認  Step4.CDラベルの作成  1枚のCD-R作成に、約10分間必要になる 

  13. CD-R制作への対応 1)一般撮影のリーダが、業務状況を判断し技師にCD-R   作成の指示を出す。 2)外来患者の対応で業務が忙しい午前中は、クラークが CD-Rの作成を行う。 3)至急で作成しなければならないCD-Rに関して、 [至急作成]の札を作り分かり易くすると共に、             CD-R作成に時間的に余裕のあるものを、判別するための Boxを設置する。 4)各モダリティごとのCD-Rラベルのフォーマットを作成し、   印刷に要する時間を短縮させた。

  14. CD-R制作への対応 CD-Rの作り忘れが減少し、 完成までの時間も短縮され、   作業が円滑に行えるようになった。  1)一般撮影のリーダが、業務状況を判断し技師にCD-R   作成の指示を出す。 2)外来患者の対応で業務が忙しい午前中は、クラークが CD-Rの作成を行う。 3)至急で作成しなければならないCD-Rに関して、 [至急作成]の札を作り分かり易くすると共に、             CD-R作成に時間的に余裕のあるものを、判別するための Boxを設置する。 4)各モダリティごとのCD-Rラベルのフォーマットを作成し、   印刷に要する時間を短縮させた。

  15.  煩雑さを解消するための第3の対処方法 他院への対応をフィルムレス化にする

  16. DPCの導入  + フィルムレス化   フィルムを作成しても請求できない 

  17. フィルムを作れば作るほど、  病院負担の持ち出しが増える  【収益の減少】

  18.  他院対応フィルム使用状況(CD-R推進前)  他院対応フィルム使用状況(CD-R推進前)   病院負担が月平均100,320円削減できる!!

  19.  他院対応フィルム使用状況(CD-R推進後)  他院対応フィルム使用状況(CD-R推進後)   結果病院負担が月平均65,752円削減できた!!

  20. 他院に対するCD-R対応の問題点   開業医がモニター診断に対して   使用経験が不足していることによる抵抗感  CD-RをWindows形式で作成しているので、  Macを使用している他院には対応できない 

  21. さらなるフィルム枚数削減への対応  他院に対しフィルムレス化できない場合、また 院内においてもフィルムが必要な場合などは、 医師の協力を得ることによって作成フィルムの フォーマットを変更させてもらい、更に使用フィ ルム枚数を減らすことができるようになった。

  22.  現状での一月当たりのフィルム代差額  1月と12月との比較では、一ヵ月に掛かるフィルム代は、約156万円削減されている。 逆の視点からみれば、まだ現状でも月に約25万円のフィルム代が必要になっている。

  23.  歯止めと標準化   モニターの精度管理を行っていく  CD-R作成のソフトを充実していく   他院に対するCD-R対応の推進 

  24.  結 語  部署内における業務改善により、効率的な業務を行うことができるようになってきた。  しかし現状においては、まだフィルムを作成しなければならない。今後フィルム・CD作成が不要になることが、より業務を効率化させ、更には経費削減にもつながることから、他院に対して検査結果をネットで配信できるシステムの構築などが今後の検討課題であると考えられる。

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