1 / 1

・研究概要

支流. 本流. ・調査内容. 河道内の砂州において草本類、木本類が 生い茂り、 樹林化の進行事例が日本各地で報告されている。. 樹林化原因の 1 つ ― 堆積したリターによる土壌内栄養塩の促進. 埼玉県 熊谷市付近を流れる荒川中流部に位置する熊谷大橋上流の砂州で 実施。 各リターを設置し、土壌への栄養塩の浸透していく過程やリターが腐敗していく過程を比較、考察していく。設置場所には、礫質土壌と細粒土壌を選択し、土壌条件の違いが与える影響にも着目する。定期的に土壌とリターのサンプルを回収して分析を行う。. 有益な点. 問題点. ・河川における緑地の拡大

Télécharger la présentation

・研究概要

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. 支流 本流 ・調査内容 河道内の砂州において草本類、木本類が生い茂り、樹林化の進行事例が日本各地で報告されている。 樹林化原因の1つ―堆積したリターによる土壌内栄養塩の促進 埼玉県熊谷市付近を流れる荒川中流部に位置する熊谷大橋上流の砂州で実施。 各リターを設置し、土壌への栄養塩の浸透していく過程やリターが腐敗していく過程を比較、考察していく。設置場所には、礫質土壌と細粒土壌を選択し、土壌条件の違いが与える影響にも着目する。定期的に土壌とリターのサンプルを回収して分析を行う。 有益な点 問題点 ・河川における緑地の拡大 ・河川敷などの侵食抑制 ・洪水時の災害誘発、洪水流下能力の低下による水面上昇 ・繁殖力旺盛な外来種樹木の侵入定着により在来植物の駆逐 (生態系の変化) ・研究概要 Fig.3Salix.spp Fig.4 Robinia Fig.5Phragmites Fig.6Kudzu ・分析内容 ・土壌内の栄養塩(TN,TP,TC),重量含水率 ・リター重量,リター内の栄養塩濃度(TN,TP,TC) ・特徴 ヤナギ―根粒菌をもたない ハリエンジュ―根粒菌と共生し窒素固定する ツルヨシ―イネ科、茎と葉の両方を対象 クズ―つる性、1枚当たりの葉の面積が大きい Fig.1Sediment barin the Arakawa River Fig.2Forestation on the sediment bar 樹林化が進行している砂州において、樹林化の状況や拡大を把握し、その原因を解明して、今後の樹林化の動向を把握することを目的とする。 Fig.7A look of samples ・結果  リター設置前の土壌含水率。 粒径分布の違いからは、あまり差は見られない。 上層と下層では、下層の方が含水率が大きい値を示し、上層の1.5倍~3倍となっていた。 リター設置後の土壌含水率。 設置前と違い、細粒土壌の方が礫質土壌より含水率が大きい値を示した。 上層と下層の差は見られなくなった。 リター設置後の方が全体的に含水率が大きくなる傾向がある。 Fig.8 Sediment grain size Fig.10Under the samples Fig.12Containing water in soil Fig.9 Sediment grain size Fig.11Under the samples Fig.13Containing water in soil Fig.14Containing water in soil リター設置場所の上層と下層における粒径加積曲線。細粒土壌の地点では粒径1mm以下の割合が90%を占める。礫質土壌の地点では1mm以上の割合が70%を占める。 Fig.16TN Fig.17TN Fig.19TN 土壌とリターの窒素含有率。 細粒土壌の上層において、ヤナギのTN値が大きく上昇した。他の土壌は値を大きく変えたところはなかった。リターのTN値はヤナギが僅かに減少し、他の3種は設置前とほぼ変わらない値を示した。 Fig.15A decrease in weight 設置前のリター重量を100%とした。ヤナギ、クズは減少が速く、リターが分解される進行速度が速い可能性がある。 Fig.18TN Fig.20TN ・考察、課題 土壌含水率は、リター設置後の方が全体的の上昇している。リター設置後は上層と下層の値にそれほど差は見られなく共に大きい値を示した。土壌の窒素含有率は細粒土壌のヤナギの値が大きく上昇していた。その原因として考えられるのは、細粒土壌の上層で一番栄養塩が浸透しやすい環境であったこと、リター重量減少率もヤナギが比較的大きい値を示し、リターの分解速度が速いと予測されること、リター自身の窒素含有率も僅かに減少していること,などが挙げられる。このヤナギは分解されるのが速く栄養塩の浸透が速いというのは、まだ仮説であり、証明できる段階ではない。そのため今後も、引き続き定期的に経過を調べていく必要がある。窒素以外の栄養塩要素としてリン含有率の変化も分析していく。

More Related