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Welcome to the Tokyo JDF Tutorial. JDF チュートリアルの講師. Doug Belkofer - EFI Claes Buckwalter – Linköping University Henny van Esch – Optichrome Steve Hiebert – HP Rainer Prosi – Heidelberg. チュートリアルの概要. JDF 構造の概観 JDF の詳細および例 . JDF とは?.
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JDFチュートリアルの講師 • Doug Belkofer - EFI • Claes Buckwalter – Linköping University • Henny van Esch – Optichrome • Steve Hiebert – HP • Rainer Prosi – Heidelberg
チュートリアルの概要 • JDF構造の概観 • JDFの詳細および例
JDFとは? • JDFはグラフィックアーツにおける作業指示書(ジョブチケット)でありデータ交換のフォーマットの定義そのもの- JDFはアプリケーションでもシステムでもない • JDFはXMLで符号化されている • ジョブのコンテンツは参照するだけで、JDFに埋め込まれることはない • JDFは拡張性が高い • 本来、JDFは以下に定義された意味を持つ構造が元になっている • Adobe PJTF • CIP3 PPF • JDFジョブ定義 + JMFメッセージング+JDFの拡張性+ICS文書をもってJDFは構成される。
JDFの目的および必要事項 • なぜJDFを使うのか? • 自動化による生産性の向上 • 情報化は優れた意思決定を提供する • 現状ではデジタルコンテンツワークフローを使っているにも関わらず作業指示書は紙ベースである - 使い勝手が悪い • 何のためにJDFを使うのか? • 以下の観点からグラフィックアーツにおけるジョブを定義する • 専用アプリケーションまたは機器 • MIS 経営情報管理システム • 顧客情報 • 工程(プロセス)の最初から最後までに関わる全ての情報を収集する • どのようにJDFを使えばいいか? • 続きは次のスライドで …
デザイナー 等の専門家 プリプレス 責任者 プリプレス 顧客 工程(プロセス)毎へ ExtendedMIS 生産 スケジュール Prepress 交渉・見積もり プリント バイヤー 製品定義 工程(プロセス)毎へ プレス 責任者 プレス 顧客サービス レポート 売上レポート JDF インテント作成 Base MIS 製品定義 (範囲情報含む) 見積り 受注入力 工程(プロセス)毎へ 製品定義 (稼動結果) 印刷会社 責任者 Press ドキュメント 作成 プリプレス 担当者 ポストプレス 責任者 ポストプレス プレス 担当者 仕事の発生 印刷会社の経営 Postpress ポストプレス 担当者 顧客 印刷会社 CIP4のリファレンスモデル
JDFの記述 • XMLでの記述 • URI/URL(ハイパーリンク)による外部参照 • データの種類を定義するためのXMLスキーマ • XMLのネームスペース(タグの有効範囲指定)を使用することによる拡張性
JDFフレームワークの基盤 • JDF Node(ノード) • プロセス(工程)、プロセスグループ、GrayBox、製品の情報の記述 • JDF Resource • パラメータの設定または実体の記述 • JDF ResourceLink • JDFのノードとリソースを結ぶリンク • JDF Capabilities Descriptions • JDFのインタフェースの制限(制御)に関する記述 • JMF Messages • リアルタイム情報の交換のフォーマット • ICS Documents • 各々の目的に応じて限定されたJDFの定義
JDFノード 入力 (リソース) 出力 (リソース) スケジュール 時間 開始 終了 JDFノード (JDF Node) • 一般的なプロセスの定義 • JDFにおける“動詞”の役割 • 決められた時間と動作の定義 • スケジューリングおよび監視をするための構造的な入れ物 • プロセスと製品の定義を1つのJDF内で保持 • 最小限の正確な製品仕様がJob Root Nodeに含まれる • 中間ノードには、抽象的であるProcessGroupノードまたはGrayBoxノードを含む • 最端のノード(Leaf Node)では個々または結合されたプロセス情報を含む
Book Contents Cover B/W Pages Color Pages Product Intent vs. Process Modeling • Product Intent の記述の目的 • 顧客から見た生産物のビュー • 契約の取り決め • 個々の工程(プロセス)
Product Intent vs. Process Modeling • Process Modelingの目的 • MISと生産工程(プロセス)のインタフェース • 生産工程(プロセス)の相互作用 • 生産指示内容の詳細を造る
Gray Boxes • プロセスの不完全なモデル • MISから見たプロセスのビュー • コストに影響する事項だけが重要である • 言い換えると、コストに影響しないものは必要ない • 正確なプロセス実行内容は潜在的には定義されない • 処理順序は必ずしも予め定義されるわけではない • 詳細な仕事の処理内容は省略されることが多い • 例)MISはリップ処理そのものは認識しているが、トラッピングやカラースペース置き換えなどの詳細処理は認識していない
Audit Objects • ジョブ実行に関するログ取得 • Actual Time(実稼働時間) • Start time(開始時間) • End time (終了時間) • Phases(処理位置、段階) • 後からの変更に関するログ取得 • リソース • 例えば80gの代わりに85gの斤量の紙を使う場合の変更 • ロール紙等在庫の変更( #456のロットの代わりに#123を使う) • 消耗品 • ステータスの概要 • イベントログ
ジョブ/顧客情報 • CustomerInfo(顧客情報) • どのJDFノードでも特定の顧客に対する外注の指定が可能 • Customer ID(顧客ID) • 住所 (配送先, 送り状送付先, …) • NodeInfo(基本情報) • スケジュール • 納期 • 作業工程の時間見積もり
JDFノードの簡単な例 <JDF ID=“N1" Type="Product" JobID="HDM1" JobPartID=“p1” Status=”Waiting" Version=“1.3"> <ResourcePool> <NodeInfo Class="Parameter" Status=”Available“ ID="Link0001" /> <SomeInputResource ID="Link0002" Class="Parameter" Status=”Available"/> <Component ID="Link0003" Class="Quantity" Status=”Unavailable" DescriptiveName="SomeOutputResource"/> </ResourcePool> <ResourceLinkPool> <NodeInfoLink rRef="Link0001" Usage=”Input"/> <SomeInputResourceLink rRef="Link0002" Usage=”Input"/> <ComponentLink rRef="Link0003" Usage=”Output"/> </ResourceLinkPool> <AuditPool/> </JDF>
JDFノード - ノードの種類 • 個々のプロセスタイプおよび各々のリソースが定義される 例) • Interpreting • Trapping • ConventionalPrinting • DigitalPrinting • Cutting • Folding • Verification • Delivery
JDFノードのコンビネーション • 既存のプロセスを置換するのに新しいプロセスタイプを定義してはならない • 複数定義されたプロセスを一つのプロセスとして組み合わせることができる 例) • online finishing = printing + folding +cutting; • in-RIP trapping = trapping + RIPping • Combination Nodes(プロセスの組み合わせ)には3種類ある • Combined Node: 全ての内部インタフェースが隠蔽される • Smart multi-function device • ProcessGroup: 内部ノードにアクセス可能 • Without Sub elements (Gray Box) • MIS view • With Sub elements • Workflow group in a department • Subcontract
Combined NodeまたはGray Box ProcessGroup Combined vs. ProcessGroup Combined Node Res Res Res1 Res2 ProcessGroup Res Res Res1 Res2
JDFのリソース • 以下のパラメーターの定義をおこなう • 製品仕様に関する記述 • 論理的な実体, e.g RIP Parameters, Imposition setup • 物理的な実体, e.g. Media, Devices, Plates • Adobe PJTFおよびCIP3 PPFに準拠 • Intent Resources for product intent nodes • Prepress : Adobe PJTF • Press, Finishing: CIP3 PPF • JDF内部または外部に対し、頻繁に定義されるフォーマットへのリンク • Thumbnails, Preview Files, ICC Profiles, Content Data
JDF RunList Resource Simple Example <RunList ID="Link0003" Class="Parameter" Status=”Available“ PartIDKeys=“Run”> <RunList Run=“1” Pages="0 ~ 10"> <LayoutElement ElementType="document"> <FileSpec URL=”File:///File1.pdf” MimeType="application/PDF"/> </LayoutElement> </RunList> <RunList Run=“2” Pages=”2 ~ -1"> <LayoutElement ElementType="document"> <FileSpec URL=”File:///File2.pdf” MimeType="application/PDF"/> </LayoutElement> </RunList> </RunList>
JDF Resources - Intent Resources • パラメーターは属性そのものというより、以下の属性を伴う構造の範囲情報そのものである • Range: 許可された値のリスト • Names • Numbers • Ranges of Numbers / Strings • OfferRange: 予め指定された値のリスト • Preferred: 推奨値 • Actual: RangeまたはPreferredから実際に選択された値
JDF Resources - Details • 複数パートに対する特別な処理 例) • Sheets • Separations • Waste • Tiles • Versions • 大きなリソース内の一部分だけを再実行 • Sheet17の表の黄版のみの出力 • 分割されたリソースの並行処理 • 処理デバイスやオペレーターの指定
Partitioned Resource Common parameters Cyan Separation parameters Magenta Separation parameters Yellow Separation parameters JDF Resources - Partitioning • 一つのリソースであっても複数の実体を定義している可能性もある • Multiple Partition type levels, e.g.: Sheet, Side, Separation • 相続モデル(親から子へ) • 共通要素は1回のみ定義 • 個々の属性および要素は共通要素に上書きする • 1つのResourceLinkに対して個々または複数のパートを選択
Root Input Resource Sheet=S1 Root Output Resource Sheet=S1 JDF Node Sheet=S2 Sheet=S2 Partitioning and Nodes Partitioned Resourceswith matching partition keys are connected.
Partitioned Ink Resource Example <Ink ID=“InkID" Brand=”ProcessBrand" Class="Consumable" Status=“Available" MediaType="Coated" PartIDKeys="Separation"> <InkSeparation="Cyan"> <Color CMYK="1 0 0 0"/> </Ink> <InkSeparation="Magenta"> <Color CMYK="0 1 0 0"/> </Ink> <InkSeparation="Yellow"> <Color CMYK="0 0 1 0"/> </Ink> <InkSeparation="Black"> <Color CMYK="0 0 0 1"/> </Ink> <InkBrand=”SpotBrand"Separation="Heidelberg Spot Blau"> <Color CMYK="0.7 0.7 0.3 0.7" ColorantUsage="spot"/> </Ink> </Ink>
Parent Node Resource 1 Child Node 1 Child Node 2 Link ResourceLink • ResourceをNodeに関連付ける • リソースの使用方法の定義 (inputまたはoutput) • リソースのサブセットまたは一部分へのリンク • 例)1台目、表のCyan版 • 数量の指定 • 複数のプロセスによりリソースを再利用できるようにする • 1つのリソースに対し複数のResourceLinkがリンクされることもある • プロセスネットワークの定義
ResourceRef • 他のJDF要素からリソースを参照するために使う • 個々のパーティションを選択するための部分的な要素を含むこともある • 参照リソースを内部発生(使用)させることと同義 • Name mangling: Resource+“Ref“
JDF RunList Resource Simple Example with ResourceRef <RunList ID="Link0003" Class="Parameter" Status=”Available“ PartIDKeys=“Run”> <RunList Run=“1” Pages="0 ~ 10"> <LayoutElementRef rRef=“L1”> </RunList> <RunList Run=“2” Pages=”12 ~ -1"> <LayoutElement ElementType="document"> <FileSpec URL=”File:///File2.pdf” MimeType="application/PDF"/> </LayoutElement> </RunList> </RunList> <LayoutElement ID=“L1” ElementType="document“ Class="Parameter" Status=”Available“> <FileSpec URL=”File:///File1.pdf” MimeType="application/PDF"/> </LayoutElement>
一般印刷のJDFノード例 ExposedMedia (Plate) ConventionalPrinting • NodeInfo • 予定開始時間 • 予定終了時間 Media AuditPool 実リソースの使用法 実稼働時間の集計 Ink InkZoneProfile Resource Links Component 数量情報を含む Parameters Layout (Control Marks)
JDFノード – 実行するための必須条件 • 全ての必要なインプットリソースが使用可能な状態で初めてJDFノードは実行可能になる • Serial Processing(連続処理) -- Standard • Parallel Processing(並行処理) -- Partial Resources • Overlapping Processing(オーバーラップ処理) -- Pipes • Iterative Processing(繰り返し処理) -- Draft Resources • ノードを相互依存させることでプロセスが配置できる • プルーフノードは、印刷ノードの実行に必要となる校了を生成する
JDFノードの実行タイミング Resource ResourceLink JDF Node 利用不可 実行不可 利用可 Resource Links 利用可
JDFノードの実行タイミング Resource ResourceLink JDF Node 利用可 実行可 利用可 Resource Links 利用可
JDFノードの実行タイミングとプロセスネットワークJDFノードの実行タイミングとプロセスネットワーク 待ち状態 利用可 利用不可 Links 実行不可 利用可 Links 利用可 利用不可 利用可
JDFノードの実行タイミングとプロセスネットワークJDFノードの実行タイミングとプロセスネットワーク 実行中 利用可 利用不可 Links 実行不可 Links 利用可 利用可 利用可 利用可
JDFノードの実行タイミングとプロセスネットワークJDFノードの実行タイミングとプロセスネットワーク 完了 利用可 利用可 Links 実行可 利用可 Links 利用可 利用可 利用可
Book Contents Cover Reader Pages End Sheets JDFのサポートするジョブ定義モデル • 製品定義 • プロセス情報なし • 抽象的な、顧客視点の情報 • 製品の構成要素によって分かれている • 連続プロセス処理(Serial Processing) RIP Print Bind
PlateSet Print Bind JDFのサポートするジョブ定義モデル • 並行プロセス処理(Parallel Processing) • オーバーラッププロセス処理(Overlapping Processing) Fold Bind Print Fold
JDFのサポートするジョブ定義モデル • 繰り返しプロセス処理(Iterative Processing) • ドラフトのResourceを使用した略式の繰り返しプロセス処理 • JMFメッセージを使用した正式な繰り返しプロセス処理 Edit Proof Layout
JDF –生成とマージ(Spawning and Merging) • 独立したプロセスとしてJDFツリーの個々のノードを生成する • 並行処理(Parallel Processing) • 外注 • 分割処理のサポート – 例) 1台目だけの処理 • 処理後のマージ • 情報源の前後関係を継続使用する • 検査(Audits) • 修正されたリソース
生成とマージ(Spawning + Merging) Master JDF Executable Sub-JDF 1 Executable Sub-JDF 2 Step 1 - 生成(Spawning)前の状態
生成とマージ(Spawning + Merging) Master JDF Executable Sub-JDF 1 Locked Sub-JDF 2 Step 2 - 生成(Spawn)後, 実行前の状態 Spawned Executable Sub-JDF
生成とマージ(Spawning + Merging) Master JDF Executable Sub-JDF 1 Locked Sub-JDF 2 Step 3 - 生成(Spawn)され 個別に実行された後、 マージされる前の状態 Spawned completed Sub-JDF
生成とマージ(Spawning + Merging) Master JDF Executable Sub-JDF 1 Merged Sub-JDF 2 Step 4 - 実行され、マージされた後の状態
JMF Messaging • リアルタイムのデータ交換のためのフォーマット • 小さなXML構造で成り立つ • JDFそのものはURLにて参照され、JMFメッセージの中に含まれない • 実データが必要なときまではネットワーク負荷とデータ転送の遅延を最小限にするために小さなXML構造でデータ量を軽減している • 将来的にはJMFメッセージによって様々な情報を送る(やりとりできる)可能性がある
JMF Messaging • 以下の目的に使用される: • ジョブまたはデバイスの状態の概略の送受信 • 動的なジョブ情報の更新 • Job submission and Queue/QueueEntry handling • 性能の開示 • 自動プラグ&プレイ機能(将来的に) • システム内部で一般的に使われる
JMF Message Families • JMF messageは6つのカテゴリーに分けられる • Command(コマンド) • 受信側は何らかのアクションの実行もしくは何らかの状態変更を指示される • Query(クエリー・問い合わせ)) • 受信側は何らかの情報を返すよう指示される。アクションの実行や状態の変更はしない • Response(レスポンス・返信) • コマンドやクエリの結果を即座に返すために使用する • 同時メッセージ処理Command,Query,Responseといったメッセージが同じオープンな接続に対し同時に交わされる
JMF Message Families • JMF message のカテゴリー(続き) • Acknowledge(認証) • 時間がたった後の結果を返すことができる • 非同時メッセージ処理同じコネクションに対して認証(Acknowledgement)メッセージを後から送ることを示すコマンドとして、空のレスポンス情報がすぐに返される • Signal(シグナル・信号) • イベントやステータス変更の通知に使用される • 認可情報が埋め込まれたクエリーの主な結果 • Subscription sets up persistent channel • Registration(登録) • コマンドの要求 • 三者でのワークフローを構築するために使用 • 例) MISからプリプレスに対し、プレスにメッセージを送るよう指示する
SubmitQueueEntry messageの例: <JMF DeviceID="SP013" SenderID="MIS1“TimeStamp="2006-05-05T12:32:48-06:00"> <Command ID="m3829" Type="SubmitQueueEntry"> <QueueSubmissionParams URL="http://jobserver/getJob?job=10047" ReturnJMF="http://jobserver/jmfservice" Priority="50"/> </Command> </JMF>
JMF Message Types • 6カテゴリに分かれるJMF Messageの例 • Command • SubmitQueueEntry, AbortQueueEntry, ReturnQueueEntry, HoldQueue, ResumeQueue • Query • KnownControllers, KnownDevices, Status • Response • Various related to various commands/queries • Acknowledgement • Various related to various commands/queries • Signal • Status, Resource, Occupation • Registration • Resource