マレーシア・アセアン（東南アジア諸国連合）における持続可能な農業のために人材育成 J.B. Liang Universiti Putra Malaysia

マレーシア・アセアン（東南アジア諸国連合）マレーシア・アセアン（東南アジア諸国連合）における持続可能な農業のために人材育成 J.B. Liang Universiti Putra Malaysia

農業のための人材育成 • 発表内容 • マレーシアとアセアン諸国における • 　　　農業の役割 • 農業開発のために人材 • 人材育成の戦略

人口：　　　　５億人ＧＤＰ: 　　　　７千億ドル海外貿易（2001）：７３７０億ドル • アセアンメンバー • ブルネイ • カンボジア • インドネシア • ラオス • マレーシア • ミャンマー • フィリピン • シンガポール • タイ • ベトナム

農業のための人材育成 • アセアン諸国の統計 • 面積：　３００万平方ｋｍ • 総人口：　５億人 • 年間平均人口増加率：　２％ • 民族集団：　マレー人、タイ人、中国（漢）人、インド人など • 宗教：　イスラム教、仏教、キリスト教、道教、ヒンドゥー教 • 言語：マレー語、インドネシア語、フィリピン語、タイ語、　　　　　　　中国（漢）語、英語

農業のための人材育成 • アセアンにおける農業の役割 • ＧＤＰ：３０３０億ドル（１９９０)、７３７０億ドル（２００１) • ＧＤＰ成長率（１９９０)：７，６％ • 一人当たりのＧＤＰ：～９５０ドル • 農業生産：ＧＤＰの３２％以下 • 工業ＧＤＰ：約３２％

農業のための人材育成 • マレーシア農業の基盤は農作物生産である１９５０～１９７０年の天然ゴム生産　　第１位現在ではヤシ油生産第１位（６６％）カカオ豆、コショウなどの主要生産国

農業のための人材育成 米、ゴム、コショウ、コーヒー、フルーツなどを含む農作物生産は多くのアセアン諸国に重要な役割を果たしている

畜産業 • 養豚や養鶏は一般的に海外企業　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の近代技術を導入している • 経済的には持続可能 • 環境的には必ずしも持続的 • 　にはない

発展途上国での養豚の工業化による環境への影響発展途上国での養豚の工業化による環境への影響

農業のための人材育成 • 畜産業（つづき） • 反芻家畜は主に小規模農業システムの下にある • 環境にやさしい • 生産性が低いので競争力がない

発展途上国における持続可能な畜産業 単胃動物反芻動物環境面経済面環境面経済面持続可能域持続不可能持続不可能

農業のための人材育成 持続可能な畜産業単胃動物反芻動物経済面環境面持続可能域

農業のための人材育成 発展途上国での持続可能な農業経済面と環境面のどちらがより重要か？経済面？環境面？持続可能域

農業のための人材育成 マレーシア・アセアン諸国において持続可能な農業のための人材育成

農業のための人材育成 マレーシア・アセアン諸国における持続可能な農業のための人材は不足しているのか？

マレーシアではヤシ油面積が３５０ヘクタールある。マレーシアではヤシ油面積が３５０ヘクタールある。農業では外国人労働者に大きく依存している。

農業のための人材育成 マレーシアにおいて持続可能な農業開発のために人材育成で影響力のある項目

農業のための人材育成 発展途上国における持続可能な農業開発のための人材育成戦略 1. 農村から都市部への人口移動　　　　　　　　　　　　　　　　　（経済、社会、政府政策） • 発展途上国は急激な工業化を経験している • 農業労働者と工業労働者との激しい争い • 農業を収益性のある事業にすることが必要 • 農村地域で若者達のための基盤整備　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（社会面、娯楽面など）

農業のための人材育成 発展途上国における持続可能な農業開発のための人材育成戦略 2. 農業への関心の薄さ（経済、社会、政府政策） • 賃金労働（農業）システム • 若者達が農業に関心がない • 農業は経済的に持続可能でなくてはならない • 新規就農者を促すような農業分野の近代化 • 農業の小労化（機械化） • 安価な海外資源（製品）での競争

農業のための人材育成 発展途上国における持続可能な農業開発のための人材育成戦略 3. 現場の要求に見合わない人材状況（政府政策、訓練） • 農業（生産）のために養成を受けた人材の不足 • 工業分野に偏った政府政策 • 大学では農業分野の人気が低い

農業のための人材育成 発展途上国における持続可能な農業開発のための人材育成戦略 4.現場の要求に見合わない養成（政府政策、訓練） • 不適切な訓練

農業のための人材育成 発展途上国における持続可能な農業開発のための人材育成戦略 5. 適性な技術の不足（政府政策、訓練） • 海外技術の導入 • 改良・発展した在来技術の欠如 • 農村開発における間違った視点（基礎化学ｖｓ現実)

農業のための人材育成 第３次マレーシア国農業方針（1998～2010）キーポイント • 農業を経済成長の第３番目の原動力にする（工業分野、サービス業分野につづく） • 農業の近代化－農業の小労化 • 大規模化による土地あたりの労働投下割合の減少 • 消耗品から商品への変革 • 新しい知識（技術）への信頼性の高まり • 人材育成の新しい試み

マレーシアでの農業副産物を用いた典型的フィードロットマレーシアでの農業副産物を用いた典型的フィードロット Cattle Feedlots in Malaysia

マレーシアにおける商業的フィードロット

マレーシアにおける閉鎖的フィーロット

農業のための人材育成 人材育成の新しい試みのための第３次マレーシア国農業方針における３つの項目 • 事業運営や労働能力の水準に関する生産性の向上 • 新しい機会となる技術革新や商業化の開発に関する事業運営や経営管理の水準について • 農村開発においての生産や開発過程に対する新たな開拓者の参入を促進する

第３次マレーシア国農業方針（1998～2010） 人材育成の新しい試み • 事業運営や労働能力の水準に関する　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　生産性の向上 (生産者や労働者がより高い生産性や自己誘発そして仕事や企業を追及するための非公式の訓練）

第３次マレーシア国農業方針（1998～2010） 人材育成の新しい試み 2.新しい機会となる技術革新や商業化の開発に関する事業運営や経営管理の水準について (有益な農業訓練などの導入や応用に関する調査結果を中間レベルの技術者に移転するための養成プログラム)

第３次マレーシア国農業方針（1998～2010） 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人材育成の新しい試み3. 農村開発における生産や開発過程に対する新たな開拓者の参入を促進する • 国の教育システムと連携した農業分野のための長期間にわたる人材の供給 • 高等高校での農業に関する課題の紹介 • 事業運営や科学の分野で高度な専門的要求に答えて大学での履修をより多様化する • 大学院での学習を教育界や農村開発分野の人材要求の準備にまで拡大する

農業のための人材育成 要約マレーシア・アセアン（東南アジア諸国連合）における持続可能な農業のために人材育成 • 農業はまず経済的・環境的に持続可能で　　なくてはならない • 農業は近代化され、有益な農業訓練を導入する • 様々なレベルの労働者を育成するための強力な　　政府関与を必要とする • 先進国からの技術支援が必要とする • 情報や技術の地域内での交流を国家間レベル　　での協同する

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