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第 54 回日本呼吸器学会学術講演会 2014.4.26 於 大阪 ~保険委員会報告 呼吸器病分野の 26 年度診療報酬改定~ H.26 年度診療報酬改定の 結果とその解析. 保険委員会委員長 河野 茂 副委員長 弦間昭彦 , 蝶名林直彦 委員 臼杵二郎 , 門田淳一 , 桑平一郎 , 小林 弘祐 , 鈴木勉 高崎雄司 , 多田祐司 , 中野孝司 , 萩原弘一 , 松瀬厚人. 平成26年診療報酬改定 改定率.
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第54回日本呼吸器学会学術講演会 2014.4.26於 大阪第54回日本呼吸器学会学術講演会 2014.4.26於 大阪 ~保険委員会報告 呼吸器病分野の26年度診療報酬改定~ H.26年度診療報酬改定の 結果とその解析 保険委員会委員長 河野 茂 副委員長 弦間昭彦, 蝶名林直彦 委員 臼杵二郎, 門田淳一, 桑平一郎, 小林弘祐, 鈴木勉 高崎雄司, 多田祐司, 中野孝司, 萩原弘一, 松瀬厚人
平成26年診療報酬改定 改定率 消費税増収分の 診療報酬への活用 353億円 新たな財政支援制度(基金)の創設 904億円 初診等、基本料の部分で対応 ⇒公平性を担保 主に7対1経過措置対応 病床機能分化等補助金対応
H.26年度医療技術評価の流れと結果 (医療技術評価分科会) 中医協総会へ 報告し検討 委員による事前評価 新規保険収載の評価などを行う優先度が高い考えられる技術 135件(16.9%) (うち新規技術57件) (うち既存技術78件) 関係学会からの提案書 798件(重複を含めると863件) 幅広い観点から評価が必要な技術 524件 医療技術評価分化会としては今回改定では対応を行わない技術 486件 (うち新規技術217件) (うち既存技術269件) エビデンスが不十分と考えられる技術 189件 評価対象外85件 評価対象外 ・ 医学管理や制度に関する提案 177件 ・ 薬事法上の承認が確認不可 ・ 先進医療会議にて議論必要 (第1回 H.25年11月25日) (第2回 H.26年1月14日)
新規提案 26年度呼吸器領域からの提案 既収載の変更
新規提案 26年度呼吸器領域からの提案 既収載の変更
今回の診療報酬で承認された提案に関する問題点今回の診療報酬で承認された提案に関する問題点 1.時間内歩行試験について 2.SAS診断のための検査適応について 3.呼吸リハビリテーションの増点数について 4.肺癌に関する保険診療の変更
今回の診療報酬で承認された提案に関する問題点今回の診療報酬で承認された提案に関する問題点 1.時間内歩行試験について 2.SAS診断のための検査適応について 3.呼吸リハビリテーションの増点数について
時間内歩行試験 560点/回 D211-3 時間内歩行試験 (1) 時間内歩行試験は、在宅酸素療法の導入を検討している患者又は施行している患者に対し、医師が呼吸状態等の観察を行いながら6分間の歩行を行わせ、到達した距離及び血液ガス分析、呼吸・循環機能検査等の結果を記録し 患者の運動耐容能等の評価及び治療方針の決定を行った場合に、 年に4回を限度として算定する。 (2) 以下の事項を診療録に記載すること ア当該検査結果の評価 イ到達した距離、施行前後の血液ガス分析、呼吸・循環機能検査等の結果 (3) 当該検査を算定する場合にあっては、以下の事項を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。 ア過去の実施日 イ在宅酸素療法の実施の有無又は流量の変更を含む患者の治療方針
時間内歩行試験 <主な変更点> 点数が560点から200点となった。 医師が検査に立ち会うことが必須でなくなった。 • 算定要件に以下の文章が追加となった。 • 医師の指導管理の下に看護職員又は臨床検査技師が6分間の歩行を行わせる場合は、医師が同一建物内において当該看護職員又は臨床検査技師と常時連絡が取れる状態かつ緊急事態に即時的に対応できる体制であること。 • 理学療法士と作業療法士を今後どのように組み入れていくか? 11
2.睡眠時無呼吸症候群の検査について 2.睡眠時無呼吸症候群の検査について
短期滞在手術基本料の見直し • 短期滞在手術基本料3の対象21種類に拡大(一部検査に拡大) • 包括範囲全診療報酬点数化(6日を超えれば出来高) • 在院日数算定除外(6日を超えれば算定) 入院5日目まで 手術・検査 退院 入院 手術・検査 退院 入院 手術・検査 退院 入院 入院5日目までに手術・検査を行った、全患者について短期滞在手術基本料を算定。 入院5日目までに手術・検査を行ったが、退院が6日目以降になった場合、6日目以降は出来高で算定。 入院5日目までに手術・検査が行われなかった場合は出来高で算定。
短期滞在手術等基本料 短期滞在手術等基本料3(4泊5日までの場合) 終夜睡眠ポリグラフィー 1. 携帯用装置を使用した場合 ⇒16,773点 終夜睡眠ポリグラフィー 2. 多点感圧センサーを有する睡眠評価装置を使用した場合 ⇒9,383点 終夜睡眠ポリグラフィー 3. 1及び2以外の場合 ⇒9,638点 14
短期滞在手術等基本料 • 保険医療機関において、入院した日から起算して5日以内に当該検査を行う場合には、特に規定する場合を除き、すべての患者について短期滞在手術等基本料を算定する。なお、終夜睡眠ポリグラフィーの「1」携帯用装置を使用した場合」及び終夜睡眠ポリグラフィーの「2」多点感圧センサーを有する睡眠評価装置を使用した場合」については、これらの検査が原則として入院で実施されるべきものではないことから、急性冠症候群や急性脳血管障害等の緊急入院であって、可及的に睡眠時無呼吸症候群の検査を実施する必要がある場合等、その必要性について医学上の特別な理由を診療録及び診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。 15
PSGの場合の病院収入への影響 聖路加国際病院の場合 (1泊2日入院の場合)
3.呼吸リハビリテーションについて 急性期病棟におけるリハビリテーション 加算新設の件
改 改 廃用症候群に対するリハビリテーション 【要介護被保険者等であって標準的算定日数を超えた場合】 ※「心大血管疾患リハビリテーション料」「運動器リハビリテーション料」「呼吸器リハビリテー ション料」「障害児(者)リハビリテーション料」「がん患者リハビリテーション料」の対象となる 患者を除く
新 新 改 がん患者指導管理料 診断結果や治療方針の説明 医師 指示 指示 看護師による支援 薬剤師による支援 処方の提案 情報提供 薬剤師 看護師 薬剤に関する管理 心理的不安に対する介入 情報共有 「個別項目(その1)について20131115」
呼吸器学会と診療報酬 呼吸器学会からの 報告・論文 症状回復・QOL の ・ 予後の 改善・より適正な早期診断 治療 ・ 手技 診療報酬提案 厚生労働省 財務省 患者団体 保険委員会
保険委員会の役割 『保険委員会』 • どの提案(診療行為)を優先するか • 検査・治療としてエビデンス確立 • 先進的医療 • 医療経済的効率のよいもの • 薬剤・技術・医療機器? 診療の質を決定!! 診療向上に寄与 委員会の実態を表す名称として 「保険委員会」→「適正医療委員会」 としてはどうでしょうか。 適正医療委員会?