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毎月レポート ビジネスの情報 ( 2014 年 9 月号)

毎月レポート ビジネスの情報 ( 2014 年 9 月号). ビジネスの情報. 2014 年 9 月号. ■いよいよ商戦本格化へ。「 4K テレビ」のシェア争い。 現行のフルハイビジョン規格の 4 倍の解像度を持つ超高精細画像が売りの「 4K テレビ」。ついに今年 6 月、総務省主導の「次世代放送推進フォーラム (NexTV-F) 」が立ち上げた「 Channel 4K 」で試験放送が始まりました。ただ、視聴するためには、 4K 対応テレビの他に、専用の受信機 ( チューナー ) やアンテナなどが必要となり、一般家庭で楽しむにはまだハードルが高い面も。

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Presentation Transcript


  1. 毎月レポートビジネスの情報(2014年9月号)

  2. ビジネスの情報 2014年9月号 ■いよいよ商戦本格化へ。「4Kテレビ」のシェア争い。 現行のフルハイビジョン規格の4倍の解像度を持つ超高精細画像が売りの「4Kテレビ」。ついに今年6月、総務省主導の「次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)」が立ち上げた「Channel 4K」で試験放送が始まりました。ただ、視聴するためには、4K対応テレビの他に、専用の受信機(チューナー)やアンテナなどが必要となり、一般家庭で楽しむにはまだハードルが高い面も。 本放送がまだ始まっていないにもかかわらず、販売現場の営業努力が奏功したのか、消費税増税後も4K対応テレビそのものの売れ行きは好調のようです。5月、液晶テレビ(50型以上)全体に占める4Kモデルの販売台数比が初めて2割を超えました。平均単価が33万円(昨春は約60万円)で、販売金額ベースでは4割に迫る勢いです。 国内のメーカー別販売台数シェアは、ソニーが約40%と抜けており、東芝、パナソニック、シャープが続きます。世界的に見ると、フルハイビジョンテレビ市場の時と同様に、韓国勢との激突が繰り広げられています。 先行し、トップを走っていたのは、“4Kテレビに勝負を賭ける”という[ソニー]でした。しかし2013年、“打倒ソニー”を掲げる[サムスン]が、安価で攻勢をかけ、欧米25ヵ国で[ソニー]を抜いてトップに立ちました。 昨シーズンまで、「4Kテレビ」の売れ筋は55型以上の大画面でしたが、今年のトレンドは“4Kの小型化”。 巻き返しを図る[ソニー]は、「ブラビア」に49型(32万円前後)~85型(200万円前後)の新モデルを8機種投入して業界最多のラインアップをさらに強化。 [パナソニック]も一気に「ビエラ」に新モデル5機種(50~65型)を投入。 [東芝]は、4Kテレビでは国内最小の40型「レグザ」を発売(23万円前後)。 [シャープ]は、4K「アクオス」シリーズ(52、60、70型)に加え、6月には日本で初めて受信・録画・再生が可能な4K対応レコーダーを発売しました(12万円前後)。 米国の調査会社の調べによると、2014年の世界の「4Kテレビ」の市場規模は、昨年比の8倍にもなると予測。 今後の世界の「4Kテレビ」市場を牽引すると思われるのが中国製「4Kテレビ」ですが、現行のハイビジョンテレビの時のように、破格値の製品が世界中に出回ると値下げの渦に巻き込まれるのは必至。大幅な値崩れを起こせば、2年後に本放送開始を目指す政府、メーカー、放送各局などに大きな誤算が生じることは避けられません。“いつか来た道”を再び辿ることのないことを祈るばかりです。 ※参考: サムスン電子http://www.samsung.com/ LG電子http://www.lg.com/ ソニーhttp://www.sony.jp/ パナソニックhttp://panasonic.co.jp/ 東芝http://www.toshiba.co.jp/ シャープhttp://www.sharp.co.jp/ 朝日新聞(2014年5月21日付) 日経МJ(2014年6月25日付)

  3. ビジネスの情報 2014年9月号 ■走り出しました。究極のエコカー、「燃料電池車」。 タンクに蓄えた水素ガスと空気中から取り込んだ酸素との化学反応によって発生する電気でモーターを回して走行する「燃料電池車=Fuel Cell Vehicle(FCV)」。走る時に排出するのは水(水蒸気)だけのため、“究極のエコカー”と呼ばれています。 1回の充電(約30分)で約200km走る電気自動車に対し、1回の充填(約3分)で約700km走る「FCV」。2011年、自動車メーカー3社(トヨタ、日産、ホンダ)とエネルギー事業者10社は『燃料電池自動車の国内市場導入と水素供給インフラ整備に関する共同声明』を発表しました。2015年までにFCVの量産車を導入し、水素充填スタンド(水素ステーション)も4大都市圏へ100ヵ所程度の整備を目指そうというものです。 では、本格市場導入まであと1年ほどとなった現在、「FCV」の進捗状況はどうなっているのでしょうか。 20年前から「FCV」の開発を続けている[トヨタ]は、2002年に日米で「FCV」のリース販売を開始。1台1億円ともいわれ、リース料も月額約120万円。納入先は官公庁に限られていました。2013年には、独BMW社と2020年の発売を目指して共同開発で合意。そして、今年6月、今年度中(12月~来年1月頃)に日米欧でセダンタイプの「FCV」を発売すると発表。一般向けとしては世界初となります。価格は約700万円を想定。課題だった高価格も、ハイブリッド技術(部品)を共用することで実現にこぎつけました。 [ホンダ]は、2002年に「ホンダFCX」、2008年に「FCXクラリティ」のリース販売を開始。2013年に米GM社との共同開発を発表し、2015年には日米欧で「FCV」の発売を目指します。 2003年に「X-TRAIL」のリース販売を開始している[日産]は、2013年に独Dimler、米Ford Motor両社と「FCV」の開発で提携。2017年に「FCV」の量産開始を予定しています。 現在、「FCV」普及への最も高いハードルとなっているのは、インフラ、つまり“水素ステーション”にあると考えられています。 前述の“2015年に100ヵ所”という目標は厳しそうな現実です(6月現在で17ヵ所)。建設コストがかかりすぎるのが最大の難点で、1億円弱で済むガソリンスタンドに対し、水素ステーションは5~6億円! そこで経産省は2013年に、建設費用の最大半額を補助する制度をスタートさせました。さらに、2015年度から「FCV」をエコカー減税の対象とし、購入者への補助金制度も実施の予定です。 2015年は“FCV元年”だ。いやいや、本格的立ち上げは2020年頃になるだろう……様々な方向から、様々な声が聞こえてくる「FCV」。いずれにしても、2015年に、世界に先んじて一般市場導入を果たす意義は小さくはないはずです。 ※参考: 経済産業省http://www.meti.go.jp/ トヨタ自動車http://toyota.jp/ 本田技研工業http://www.honda.co.jp/ 日産自動車http://www.nissan.co.jp/ 日経産業新聞(2013年12月18日付) 朝日新聞(2014年6月5日付/同6月26日付)

  4. ビジネスの情報 2014年9月号 ■右肩上がりの「アルコール対策飲料」市場。激しさ増す“ウコンの戦い”。 お酒を飲む前後に摂取すると二日酔いの軽減につながるとされる機能性飲料、いわゆる「アルコール対策飲料」市場が拡大を続けており、2013年度の市場規模は過去最高を記録しました。 市場を牽引するのはウコン飲料。“ウコン(英名=ターメリック)”は、カレーパウダーに入っているショウガ科の植物で、カレー特有の黄色はウコンによるものです。特に秋ウコンに含まれている色素成分が、ポリフェノールの一種で肝機能を高める効果があるとされる“クルクミン”で、胆汁分泌促進作用と二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解して排出してくれるため、“ウコンは二日酔いに効く”といわれているのです。 ウコン飲料のパイオニアは、[ハウスウェルネスフーズ]の「ウコンの力」。2004年の発売以来、ウコン飲料市場で9割以上のシェアを誇り独壇場でしたが、最近は競合商品の増加で5割台までの落ち込みを見せています。巻き返しに向け、5月に新商品「ウコンの力 レバープラス」を発売。3種のウコンエキスとクルクミン40mg(他社製品は30mg)に新たに肝臓エキスを配合して、通常商品より高めの価格で勝負。 [キリンビバレッジ]からは、2009年に登場した「発酵ウコン」の進化形、「ウコンとしじみ900個分のオルニチン」を発売。“回復系アミノ酸オルニチン”を配合して肝臓への効果を強力にアピールします。 [サントリー食品インターナショナル]は、クルクミンを微粒子状で使用することで吸収量を3倍に高めた「超ウコン」で市場に参入。しじみに含まれる成分で、アミノ酸の一種“アラニン”がアルコールの分解を促進します。 [日本コカ・コーラ]ならではの炭酸系ウコン飲料「リアル ウコン」も、クルクミン+アラニンの配合成分。 シェアを着実に拡大し、「ウコンの力」を脅かすまでに急成長したのが[ゼリア新薬工業]の「ヘパリーゼW」。ウコンエキスと肝臓エキス、W(ダブル)の配合。すっきり美味しいパイン味が女性にも人気です。 非ウコン系の別路線を行くのが、[味の素]の「ノ・ミカタ」。しじみ600個分に相当するアラニン配合で、30分程度で体内に吸収されるという即効パワーが売りです。 意外なことに、中高年の男性よりも、20~30歳代の男女に支持されているこの市場。売り場スペースが小さくてすむ上、高単価のため、主戦場であるコンビニにとってはおいしい商品といえる一方、メーカーにとっては、自販機への販路開拓を視野に入れたボトル形状の開発や増え続けるエナジードリンクとの販売スペース争奪戦といった、新たなハードルが待ち受けています。 ※参考: ハウスウェルネスフーズ    http://www.house-wf.co.jp/ キリンビバレッジ       http://www.kirin.co.jp/ サントリー食品インターナショナル   http://www.suntory.co.jp/ 日本コカ・コーラ       http://www.cocacola.co.jp/ ゼリア新薬工業        http://www.hepa.jp/ 味の素            http://www.ajinomoto.co.jp/ 日経МJ(2014年6月6日付)

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