1 / 29

ディジタル回路 第 2 回 CMOS の中身と CMOS 回路

ディジタル回路 第 2 回 CMOS の中身と CMOS 回路. 情報工学科 天野英晴. MOS ( Metal Oxide Silicon) FET ( Field Effect Transistor) の スイッチングモデル. Drain. Source. Gate. Gate. Source. Drain. pMOS G=L ON S-D がショート G=H OFF S-D がオープン. nMOS G=H ON S-D がショート G=L: OFF S-D がオープン. n-MOS トランジスタの 構造 ( p.23). ここは実は距離が

Télécharger la présentation

ディジタル回路 第 2 回 CMOS の中身と CMOS 回路

An Image/Link below is provided (as is) to download presentation Download Policy: Content on the Website is provided to you AS IS for your information and personal use and may not be sold / licensed / shared on other websites without getting consent from its author. Content is provided to you AS IS for your information and personal use only. Download presentation by click this link. While downloading, if for some reason you are not able to download a presentation, the publisher may have deleted the file from their server. During download, if you can't get a presentation, the file might be deleted by the publisher.

E N D

Presentation Transcript


  1. ディジタル回路 第2回CMOSの中身とCMOS回路 情報工学科 天野英晴

  2. MOS(Metal Oxide Silicon) FET(Field Effect Transistor)のスイッチングモデル Drain Source Gate Gate Source Drain pMOS G=LONS-Dがショート G=H OFF S-Dがオープン nMOS G=HONS-Dがショート G=L: OFF S-Dがオープン

  3. n-MOSトランジスタの 構造 (p.23) ここは実は距離が 短い! チャネルと呼ぶ Gはポリシリコン と呼ぶ導体でできている G S D 酸化膜 n型拡散層 n型拡散層 p型サブストレート(土台) Gは、酸化膜の絶縁体でp型サブストレートとは 絶縁されている SとDはp型サブストレートにより絶縁されている このままだとどうにもならない p型はホールがたくさん居る。しかし、このp型サブストレートには ホールと結合されない電子がちょっとだけ居る→マイナーキャリア これがミソ!

  4. n-MOSトランジスタの 構造 (p.23) G +の電圧を印加 S D 電解効果 +++++ +++++ n型拡散層 n型拡散層 p型サブストレート(土台) Gに+の電圧を印加 マイナスの電荷を持つ電子が集まってくる

  5. n-MOSトランジスタの 構造 (p.23) G +の電圧を印加 S D 電解効果 +++++ n型拡散層 n型拡散層 p型サブストレート(土台) 電子の多い部分はn型として働く→反転層 これによってSとGがn型でくっつく→ ON

  6. うんちく:エンハンスメント型とディプリーション型うんちく:エンハンスメント型とディプリーション型 S-D間電流 S-D間電流 ゲート電圧 ゲート電圧 エンハンスメント型 ディプリーション型 ONになる電圧は、不純物などで制御可能 CMOSではエンハンスメント型以外は使わない

  7. p-MOSトランジスタの 構造 (p.23) G D S Hレベル 酸化膜 p型拡散層 p型拡散層 n型サブストレート(土台) pMOSの場合はnMOSと全く逆 n型サブストレートはVDDに吊る GにHレベルを掛けるとn型サブストレートと電位差がない →OFF

  8. p-MOSトランジスタの 構造 (p.23) G D S Lレベル - - - - 酸化膜 - - - - p型拡散層 p型拡散層 n型サブストレート(土台) G=Lレベルにすると、サブストレートを基準にするとマイナス 正の電荷を持つホールが集合してくる

  9. p-MOSトランジスタの 構造 (p.23) G D S Lレベル - - - - 酸化膜 p型拡散層 p型拡散層 n型サブストレート(土台) 反転層ができてDとSが繋がる→ON

  10. うんちく:nMOSの正規の記号 G S D 電解効果 +++++ n型拡散層 n型拡散層 pn方向を矢印で 示す p型サブストレート(土台) G G D D S S B ディプリーション形 SubstrateはBaseと呼んでBとする

  11. うんちく:pMOSの正規の記号 G D S Lレベル - - - - 酸化膜 p型拡散層 p型拡散層 pn方向を矢印で 示す n型サブストレート(土台) G G D D S B ディプリーション形 SubstrateはBaseと呼んでBとする

  12. うんちく:nMOSのみの回路 • 歴史的にpMOS→nMOS→CMOSで発展してきた • CMOSは両方必要なので最初作るのが大変だった • はじめてのマイクロプロセッサintel 4004, 8008はpMOSでできていた • CMOSの方が高速で設計しやすい • メモリ回路はnMOSがかなりがんばった • 80年代にはほぼCMOSに置き換わった nMOS回路のインバータ ディプレーション型を 負荷抵抗の役割で使う Y A

  13. nMOSはLレベルを 伝達するのは得意 H→Lは高速 Hレベルを伝達する のは苦手 L→Hは遅い G +の電圧を印加 S D L L +++++ サブストレートとの 間で 電位差が生じない L n型拡散層 n型拡散層 p型サブストレート(土台) G +の電圧を印加 S D +++++ H H H n型拡散層 n型拡散層 電位差が生じる →コンデンサを 充電するのに時間が 掛かる p型サブストレート(土台)

  14. G D S Lレベル pMOSはHレベルを 伝達するのは得意 L→Hは高速 Lレベルを伝達する のは苦手 H→Lは遅い H H - - - - サブストレートとの 間で 電位差が生じない H p型拡散層 p型拡散層 n型サブストレート(土台) G D S Lレベル L L - - - - L p型拡散層 p型拡散層 電位差が生じる →コンデンサを 充電するのに時間が 掛かる n型サブストレート(土台)

  15. だからCMOSは上半分をpMOS下半分をnMOSで作る A Qp1 ONでHレベルをYに伝達 L→Hは高速 B Qp2 Y ONでLレベルをYに伝達 H→Lは高速 Qn1 Qn2

  16. このAND回路は使い物にならない A Qn1 苦手はHレベルを伝達 L→Hは遅い B Qn2 このためCMOSでは 反転回路(NOT、NAND,NOR) しか作れない じゃANDはどうするの? NAND+NOTでいいじゃないか Y 苦手はLレベルを伝達 H→Lは遅い Qp1 Qp2

  17. 相補的(Complimentary) • 一つの入力がpMOS,nMOSのペアのGateに接続される • 片方がONならば片方はOFF • pMOSが並列ならば、nMOSは直列 • nMOSが並列ならば、pMOSは直列 • 電源からGNDまでのパスのどこかがOFFで切れている

  18. D • 相補的の意味→ 直列⇔並列 B A C Z A D B C

  19. D • 回路図からブール式への変換(テキストp.19) NMOSに注目 並列はOR + 直列はAND ・ B A C 条件が満足されると ZはLになる →上に反転のBar を付ける Z A・(B+C)+D A・(B+C) A A・(B+C)+D B+C D B C

  20. PMOSに注目 LでON→ 入力に反転のBar 並列はOR + 直列はAND ・ (A+B・C)・D D • 回路図からブール式への変換 A+B・C B A B・C C ドモルガンの法則 により Z (A+B・C)・D = A A・(B+C)+D D B C

  21. PMOSに注目 LでON→ 入力に反転のBar 並列はOR + 直列はAND ・ (A+B・C)・D D • ブール式から回路図への変換 A+B・C B A B・C C ドモルガンの法則 により Z A・(B+C)+D A・(B+C) (A+B・C)・D = A A・(B+C)+D D B C

  22. ブール式から回路図への変換(p.20) (A+B)・C Z 並列 A B まずnMOS部分を 作る 直列 C

  23. ブール式から回路図への変換(p.20) nMOS部分と逆の接続で pMOS部分を作る B C 直列 乗法標準形 A・B+C の場合はpMOSから作って いく A 並列 Z 並列 A B 直列 C

  24. 演習2 下のブール式の回路を書け Z=A・B+C・D A 演習1 下の回路の    ブール式を書け B D C Z D C A B

  25. S S • トランスミッションゲート(p.20) A = Y A Y S S pMOSがONのときnMOSもON pMOSがOFFのときnMOSもOFF → ON/OFFのスイッチ 相補的なCMOSと全く逆の動きをする なぜ二つ共ON? → pMOSはHを通すのが得意、nMOSはLを通すのが得意 力を合わせれば両方共うまく通過できる A→Y、A←Yの両方向の転送が可能

  26. S マルチプレクサ SがH ON A ON Y=A Y S S OFF B OFF S

  27. S マルチプレクサ OFF A OFF Y=B Y S S ON SがL B ON S

  28. A 例題2.2 (p.22) B AがHの時Y←B AがLの時Y←B さて、この論理は? Y A A B A

  29. B 演習3 A 真理値表を書け Y B B B

More Related